私の年齢だと厚生年金の比例報酬部分が61歳から支給されます。
誕生日前に手続き案内の書類が届くと聞いていましたが、届きませんでした。誕生日を過ぎてから気が付き、年金機構に電話しました。
電話すると、「年金機構では書類を送ったかどうかはわからないので近くの年金事務所に確認してください」と言われました。そこでさいたま市に住んでいるので、該当する年金事務所を教えて貰いました。春日部の年金事務所を言われました。あれ?おかしいなと思い、「さいたま市に住んでいるのですが?」と確認すると、「さいたま市の管轄は春日部です」と。春日部の人口よりはるかにさいたま市の人口が多く、春日部にあるのにさいたま市にないのがおかしいと思って、「さいたま市はそこでよいのですか?」と再度確認しても、春日部でよいですと自信を持って答えられました。そこで、「さいたま市には年金事務所はないのですか?」と違う質問をしました。そうしたら、「しばらくお持ちください」と言われかなり待ってから、「大宮の年金事務所がある」と。きっと他の方に尋ねられたのでしょう。そして「大変申し訳ありません」と言われました。
間違った情報を自信を持って言われたのは何だったのだろうと思いました。
大宮の年金事務所に電話したら、書類を送っていると記録にあると言われました。もう一度書類を送って欲しいとお願いしたら「書類は再度送付できない」と言われました。注)そして、何の書類を用意すればよいかを教えていただきました。それを揃えて来所していただければよいとのことでした。
注)後日同じところに電話して、事前の手続き案内の書類が届いていないので、再度必要な書類を確認したいと言うと、「もう一度送ります」と言われました。あれ?前は「再送はできません」と言われたのにと疑問に思いました。
必要な書類の一つに所帯全員の住民票がいるとのことで、区役所に取りに行きました。必要な理由に年金と記入しました。区役所の窓口の方が、「年金はどんな種類でしょうか?」「厚生年金です」と答えると「老齢基礎年金の場合は住民コードが必要になるので、住民コード付きを付けましょうか?」と言われました。電話では必要な書類の時に住民票に住民コード付きとは教えて貰っていませんでした。でも念のために住民コード付きにしました。
年金事務所に手続きに行くと、住民コードの記入がありました。それと配偶者の年金番号も必要でした(事前に教えて貰っていませんでした)。年金事務所の方の対応は親切でした。
年金機構の方の間違った情報提供、年金事務所の方の漏れのあった電話での情報提供、一方、区役所の方の親切なアドバイス、年金事務所の方の親切な対応など様々でした。
仕事をする時に、お客様の立場に立ってどのような情報提供を行うかが、まさに担当者によって大きく変わります。自分の仕事に魂(思いやりや誇り)を込められるかどうか。そのためには知識も必要です。
前に製品苦情を担当した時に、お菓子の会社はどのような製品苦情対応をされているか知りたくて、従来は言わなかった小さな苦情を見つけて連絡しました。その時に感じたことは、会社が大きい小さいよりも、苦情担当者の質に左右され、苦情担当者がしっかりしていると適切に対応してくださることに気が付きました。
自分の仕事に誇りを持って、仕事の知識を得て、お客様の立場で必要な対応をしようと思うかどかは、まさに自分の考え方によるのでしょう。
JALの再生を行った京セラの創業者 稲盛和夫氏の本[生き方]に、
結果 = 考え方 × 熱意 × 能力
一番大切なのは”考え方”だそうです。二番目に大切なのは”熱意”だそうです。
仕事に誇りを持って、お客様対応をしたいと思うと、仕事にきっとプラスαの価値を付けることができるのだと思います。