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集団的自衛権を考える 集団自衛権 ≠or= 戦争

2014-06-17 00:16:20 | ブログ

集団的自衛権

これが私達、そして次の世代にどのような影響を及ぼすのでしょう。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140613/plc14061321530025-n1.htm より引用

新3要件は自衛権の発動を(1)わが国または他国に対する武力攻撃が発生し、わが国の存立が脅かされ、国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆されるおそれがある(2)他に適当な手段がない(3)必要最小限度の実力行使にとどまる-という場合に限定する。

集団的自衛権とは、仲間の国が攻撃された時に助けることができる権利、逆に仲間の国が助けてくれるかどうか。

朝日小学新聞にわかりやすく説明がありました。

http://www.asagaku.com/jkp/2013/3/0302.html 

ウィキペディアにも詳しく説明されていました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%86%E5%9B%A3%E7%9A%84%E8%87%AA%E8%A1%9B%E6%A8%A9

知恵蔵2014にも説明がありました。

http://kotobank.jp/word/%E9%9B%86%E5%9B%A3%E7%9A%84%E8%87%AA%E8%A1%9B%E6%A8%A9

感想;

疑問点が3つあります。

1.集団自衛権を認めることで戦争に巻き込まれるリスクは減るのか高まるのか?

2.日本国憲法の解釈を時の政府の解釈で変更して良いのかどうか?

3.何故、阿部首相はこんなにも急ぐのか。他に急ぐべき課題があるのではないか?

日本国憲法 ウィキペディアより

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95%E7%AC%AC9%E6%9D%A1

日本国憲法
第二章 戦争の放棄
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
第二項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

高校の時に、クラスが2つに分かれて自衛の武力を持つのが良いのか良くないのかを議論しました。その時にこの第九条を何度も読み返しました。

当初は、自営の武力を持つことも憲法違反とのことでしたが、解釈で自衛は良いとの判断になり、自衛隊ができました。

国際紛争を解決する手段としての戦力を保持しない。国の交戦権は認めないとあります。

タンカー運航を妨害する地雷を除去していたら、攻撃を受けた。地雷除去をやり遂げるために攻撃に反撃した。国民が乗った仲間の国の船が攻撃された。仲間の国が反撃したので、応戦して反撃した。

これは戦争では?と思ってしまいました。国際紛争を解決する手段として武力による威嚇又は武力の行使になるのではないか。日本国憲法は国際紛争を解決する手段として永久にこれを放棄するとなっている。

朝鮮半島で戦争が起きた時、日本人を米軍の輸送船で日本に運ぶ時、自衛隊が米軍を守ることを、集団的自衛権ができるための重要な目的になっていますが、米軍の輸送船に日本人を輸送することは前に米国に拒否されていたと新聞に掲載されていました。そうすると事例のこのケースは架空のお話になるのでしょうか。

義父は戦争で中国東北部に派兵されました。ソ連が攻めてくるとのことで、逃げましたが、体力の無い人は棄てていかれたそうです。逃げた義父の隊も結局ソ連で掴まり、シベリアで数年抑留生活を余儀なくされました。

晩年、透析やいろいろな病を抱え苦しそうでしたが、戦争中のことを思ったら楽だと言っていました。いつ殺されるか、いつ病気で死ぬかの恐怖の中での戦闘だったそうです。戦争は絶対行ってはいけないと言っていました。戦争体験をしたからこそ、実感の言葉だったと思います。

「流れる星は生きている」  藤原てい著

http://www7.ocn.ne.jp/~inorihi5/book7.html

には、中国東北部から必死で引き上げる時の状況が書かれています。

戦場に行った兵だけでなく、周辺の多くの人が悲惨な思いをしました。

軍の上層部は早々と逃げ、残されたのは、階級の低い兵と民間人でした。

第二次世界大戦 犠牲者 ウィキペディアより

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%A4%A7%E6%88%A6%E3%81%AE%E7%8A%A0%E7%89%B2%E8%80%85

第二次世界大戦における連合国枢軸国および中立国軍人民間人の被害者数の総計は5000万~8000万人とされる[1]。8500万人とする統計もある。当時の世界の人口の2.5%以上が被害者となった。また、これらには飢饉病気の被害者数も含まれる。

  • 民間人の被害者数:3800万~5500万(飢饉病気によるものは1300万~2000万)。
  • 軍人の被害者数:2200万~2500万。捕虜としての死者数も含む。

              軍人死者 民間人死者  合計 当時の人口に対して

日本の旗大日本帝国 AB 2,120,000
朝鮮人日本兵台湾人日本兵参照
500,000
~ 1,000,000
2,620,000 ~ 3,120,000 7000437000000000000 (3.67 ~ 4.37)

当時の人口の約4%が戦争で亡くなっています。

ある本に、政府の偉い人の息子は好きな部署に行けたそうです。ある息子は死亡率が高い海軍を選んで戦死したとありました。

武力を持つのはお互いを威嚇して戦争を回避するためのものだとの説があります。

集団自衛権もそのような説明をされていました。

歴史は物語っています。武力を持つと使おうとする心理が働くようです。

うがった見方かもしれませんが、軍需産業は米国で大きな力を持っていて、どうも在庫がたくさんたまると在庫処理(=戦争での消費)のパワーが働いているように思えてなりません。

日本人だけでなく、周辺の国にも影響を与える議論です。時間をかけてじっくり議論していくことが必要なのではと思います。

集団自衛権を議論することも大切ですが、今は、まだ福島原発事故の後処理も十分でなくコントロールされていません。放射能汚染の水が漏れ海に流れています。世界の人々の安全に大きな影響を与え続けています。

安倍首相はオリンピックで福島原発事故は完全にコントロール下にあると世界にアピールしました。あの場では、そう言うしかなかったかと思います。今は完全にコントロールされていると言えません。今こそもっと福島原発に本腰で取り組むことが日本の将来の安全、世界の安全になるのではないかと思います。安倍首相は前の総理大臣の時に、原子炉の事故は絶対起きないと断言され、安全対策をされなかった責任者のお一人です。

http://blog.goo.ne.jp/egaonoresipi/d/20140414 当時の安倍首相発言

今、自らその影響を最小限にできる立場にいらっしゃるのですから、実践して後世の歴史に優れた指導者として名前を残していただきたいと願います。