「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する」 島田紳助著
株、不動産では大失敗してしまったが、お店の出店では失敗したことがないそうである。タレントとしての成功が偶然でないことを証明するために、そして、現在のアイデアが世間に通用するためにビジネスをやっているそうです。
自分で店をやることよりも、信頼できる、情熱を持っている人を応援する形でいろいろな店を出して来ました。
石垣島の北にある喫茶店、天現寺のお好み焼、お寿司屋、フォークソングバーなどなどアイデアがあると、徹底的に調査するようです。誰かのモノマネではなく、新しい付加価値をどれだけつけられるか。どれだけそのことに興味を持てるか。
人と人がつながりチームが生まれる。ビジネスの成功は人探しのように思いました。
本のタイトルの大盛りにするオバチャン・・・は、ご飯を大盛りにするサービスがお客さんに評価されたのではなく、オバチャンの気持ちが嬉しくて、それが客に評価されているから繁盛すると説明がありました。
心斎橋のビルの店「寿司 はせ川」の壁に掛けた言葉
著者が、働いている子たちにいつも働くことの意義を意識していて欲しいとの意味があるが、「僕がこういう気持ちで一緒のチームとして働き、信じ合える仲間でありたい」という願いを表したものだそうです。
○どこへ行きたいかわからぬ者に進む道などわからない
○うまく行かない事を環境のせいにする人間は絶対に幸せになれない
○70%の自信が勇気をくれ、30%の不安が努力を与えてくれる
○世の中にスーパーマンはいない、ただ人よりほんの少し、
ほんの少し勝てば世の中の勝者になる
○一年努力しても、一瞬の手抜きでチャラになる。人生は耐久レース
○世の中の人全てを愛する必要はない。自分を愛してくれる人、
信頼してくれる人を愛せばいい
○夢中で努力している瞬間、ずい分、時間がたてば気づく。
あの頃、字のごとく夢の中だったと
○ 他人の為、家族の為に働くのではない。自分が幸せになる為に努力し働くのです。
○人生プラスマイナスゼロである。しかしマイナスをプラスに変えた人が勝者となる。失敗してしゃがんだ後はジャンプです。
○夢を叶える最大の方法は、強く強く念じ、強く強くイメージする事。
そして酒を飲み語る事 チーム“はせ川”で夢を持ち、努力し、一緒に感動し、共に笑う。そんな仲間でいましょう。
感想;
情熱のある人だと思いました。それと仲間が多い人でもあるようです。
暴力団との接触で芸能界を引退していますが、まさに
○一年努力しても、一瞬の手抜きでチャラになる。
うっかりがあったのでしょう。
人を大切にしてきたことがビジネスでも上手く行ったのだと思いました。