幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

同期の死を悼む 病気/死を考える

2014-07-14 00:10:41 | ブログ

会社の同期のお通夜に行ってきました。58歳でした。昨年9月頃にお腹が張る違和感を覚え、病院に行きましたが原因がわかりませんでした。暫く様子を見ていたら体調が悪くなり、なかなか原因がわからず、ようやくすい臓がんと診断されました。診断を受けた時は末期とのことでした。診断されてから2か月少しで亡くなったそうです。

すい臓がんはなかなか発見されず、わかった時は手遅れが多いそうです。いつどんな病気になるかはわかりません。私も38歳の時に胃がんになりました。幸い手術で胃袋を2/3切除し、転移もなく今に至っています。ちょうどその時に、アナウンサー逸見正孝さんがスキルス性胃がんで手術のかいもなく亡くなりました。当時はスキルス性胃がんは手遅れになる場合が多かったです。何故、自分はスキル性胃がんでなく、逸見さんはスキルス性胃がんだったのか、答えはでませんでした。

それまではいつかは死ぬとはわかっていても、時間はまだまだあるとの認識でした。手術後は、時間は限られている。今しないと将来できるという保証はないと実感しました。それからは仕事は忙しかったですが、時間を創ってやりたいことを少しでもするようにしました。

胃がんになって思ったことはもう一つあります。重い病気になると何故病気になったのだと思います。何も悪いことしなかったのに。逆に考えると、病気になるまでは重い病気にならなかったことでもあります。何故それまで病気にならなかったのだろうと思うようになりました。

遊びのボランティアを8年ほどやりました。小児病棟に入院している子どもと遊ぶボランティアでした。その病院には白血病やがんの子どもが多く入院していました。昔は助からなかったのですが、今は7~8割助かるそうです。どの子どもががんになるかは説明がつきません。

病気には防げる病気と防げない病気があるように思います。煙草を吸い過ぎは肺がんのリスクを高めます。食事に偏りがあることで体調を崩して病気を誘発する場合もあります。睡眠や食事、運動に配慮することで防げる病気があります。一方、そうしていても病気になる場合があります。

がんなどのような死に至る病気にいつなるかは誰もわかりません。病気になったら、それを受け容れてできることをするしかないのでしょう。ある本に「がん患者になったら癌患者として生きる」との言葉がありました。がん患者として精一杯生きるのだと受け取りました。

何より大切なことは、今の時間を大切にすることなのでしょう。お釈迦様の言葉に「過去も未来もない。あるのは今だけだ」があります。この言葉は今を大切に生きよとの言葉だと思います。