W杯ブラジルに大勝、ドイツ人の複雑な感情 一部抜粋
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303379504580020392449267222
ドイツのサッカーファンは9日朝、誇りと困惑が入り交じった複雑な感情を抱いて目覚めたことだろう。前日8日に行われたワールドカップ(W杯)準決勝で、ドイツがブラジルをこてんぱんにやっつけたからだ。
ドイツの見事なプレーとブラジルの崩壊には世界中が驚いたが、ドイツ人の受け止め方は複雑だった。ブラジルサッカーに敬意を抱くドイツ人の多くは、7-1という大差での勝利に違和感を覚えた。ドイツ代表にこれ以上点を取ってほしくなかったのは、悲嘆に暮れるブラジルサポーターばかりではなかった。
1980年代に西ドイツ(当時)代表の伝説的ゴールキーパーだったハラルト・シューマッハ氏は「4-0で十分だった」と言い、主催国の代表に大きな屈辱を与えたことに「罪の意識を感じる」とも語った。
(略)
敗れた相手を哀れんだことで、ドイツ人が圧倒的に勝ち誇る態度にまだなじんでいないことがうかがえる。第2次世界大戦の終結から70年ほどたつが、ドイツ人の間には他国の犠牲の上に自国のプライドを解放することへの根強い抵抗が残っているようだ。
感想;
エースのネイマール負傷があまりに大きかったのだと思います。運悪く、キャプテンのチアゴ・シウヴァが出場できないという二重の不運が重なりました。主な2人が欠けると、パス回しにも大きな影響があったと思います。2人を欠いた練習も十分されていなかったと思います。
自国開催で優勝が使命だった選手にはとても大きなプレッシャーがかかっていたと思います。2点目が入ったことで、よけいな焦りが生じてしまったとの説明もありました。
ドイツの選手はどうすればよかったのでしょうか? 途中から手を抜いて点を取らなかったら良かったのでしょうか。手を抜くことも相手には失礼な対応になります。手を抜かずに点を取らないようにすることが試合中にできたのでしょうか。一人の競技なら自分の判断でできますが、チーム競技なので、意志の統一は難しいのではと思います。手を抜くと逆襲され、逆にドイツ側がバラバラになった可能性もあります。
3位決定戦、優勝決定戦に選手が心身ともベストな状態で臨めることを願います。