心理学のすべてがわかる本 深掘 元文編著 から引用
人が人を好きになる要因が上げられていました(コメント除く)。
・人は近くにいる人を好きになる
学生 5部屋 1Fと2Fの10人の好きになった人との部屋の近さ
隣 40% 一つ越えて隣22% 二つ越えて隣16%
顔を合わせる時間に比例して好きになるということは、顔を合わせることで、相手 がどういう人かを知る機会にもなり、信頼感も増して来るからでしょうか。
ある商社では男性に女性をペアで仕事をさせていたら、二人が結婚する確率が高かったそうです。どうしても話をする機会が増えるのでお互いを知ることになります。
入社した時に同期の多くの人が学生時代に付き合っている人がいました。ところが結婚した相手の多くが社内の人でした。「遠くの恋人より、近くの他人」、「二人の心の結びつきは物理的な距離に反比例するして弱くなる」
・類似性と相補性
何か共通の項目があると好きにな傾向があるのが類似性です。出身地や趣味が同じだとそこから話が弾む場合があります。話をするということは二人が共通の時間を過ごすことにもなり、親しくなるチャンスが増えます。
一方、人は自分にないものを求める場合があります。ひょっとすると遺伝子レベルで求めているのかもしれません。足らない遺伝子を補いなさいと身体の中の声が出ているのかもしれません。
・自分を好きな人を好きになる
これはわかりやすいと思います。自分を好きな人を嫌いにはならないです。ただし、ストーカーみたいな場合は違いますが。相手を好きだと、スキスキオーラが出ているのでしょう。笑顔だったり優しかったり。ですから、自分が相手を嫌いだと思っていると自然とキライキライオーラが出ているのでしょう。嫌われる方法は、先ずは自分が嫌いになることと言います。
・肩書は人の気持ちを変える
何か自分にメリットがある場合はやはり好きになりがちかと思います。肩書はお金や学歴などその人の持っているものです。
そうすると、逆に好きになって貰うにはどうするか。
・笑顔で挨拶をするなど、話す機会を創る。
・自分が相手を心から好きになり、相手が喜ぶことを考えて実行する。ストーカーにならないように、相手の反応を確認しながら行う。
・自分を魅力ある存在にする。
肩書を高めることが出来ればよいですが、それが難しい場合は優しい人になる。
・相手を調べて、何か共通なものがないかを探す。あるいは、相手の関心があることをこちらも身に付ける。
・相手が自分を嫌がっていないとわかれば、声をかけてお茶などに誘う。
勇気を出して先ずは声をかけてみることなのでしょう。
人を好きになると自分が幸せになれるように思います。
そんな自分を好きになることも重要なのでしょう。嫌な面も抱えていますが、それも含めて自分ですから、自分を受け容れて自分を好きになることだと思います。自分が嫌いなのに、相手に自分を好きになってとは矛盾しているようにも思います。それに嫌な面も視点を変えると長所かもしれません。相手を思いやる心があり、それを少しでも実践しているなら十分だと自分で思うことで充分ではないでしょうか。