幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

女の脳と男の脳 「ゲヴェドセ」

2014-07-07 03:01:14 | ブログ

「幸せの公式」 シュテファン・クライン著 より

女の脳と男の脳

ドミニカ共和国に「ゲヴェドセ」と呼ばれる人たちがいます(家族性犠牲半陰陽、テストステロンを5αジヒドロロステロンへと変換する酵素である5α還元酵素の欠損患者)。この人たちは成長期にいわば自然と性転換をするのです。

生まれたときには、陰嚢ヤペニスは見えません外見も女の子なので、女の子として育てられますけれども思春期になってホルモンの働きが活発になると、本当の性が現れます。陰唇だと思われていたところから陰嚢が、クリトリスに見えたところからはペニスが現れます。同時に彼らは男性のように振る舞いはじめます。いままで着ていた服やかわいがっていた人形を捨て、シャツとズボンを身につけ、サッカーに興味を示すようになります。そしてなにより、女性に興味を示し始めるのです。

20年以上も前、アメリカの研究者が発見したところによると、彼らは脳にくらべて、生殖器の発達が遅れています。そのために、男性の脳を持ちながら女性の身体で生まれるのです。この人たちを見れば、生まれる前の脳の特性がいかに大きな影響を与えているかがわかります。私たち人間はだれでもはじめは女だからです。身体と脳の基本的な作りは女性なのです。受精後、二か月が経過してはじめて、Y染色体は「男性として発展するように」との信号を出します。この染色体の遺伝子は、胎児の性腺に男性ホルモンであるテストステロンを生成するように促します。テストステロンは、体と脳にさまざまな方法で合図して、胎児が男性だということをわからせるのです。

感想;

インターセックス(両性具有)と言う言葉は、帚木蓬生著「インターセックス」で初めて知りました。男女両方の性を兼ね備えています。

「ゲヴェドセ」と言う言葉も初めて知りました。

何故そのような人がいるかは、遺伝子の多様性なのではとの説があります。様々な遺伝子があった方が、その種は激しい環境の変化に耐えられるとの考えです。まったく同じ遺伝子だと環境の変化によりその遺伝子を持ったもの全てが滅びてしまうからです。

何故、男性と女性がいるか。男性の遺伝子と女性の遺伝子が一つになり、新しい遺伝子の持ち主が現れます。それは遺伝子が多様化するために生み出した叡智なのでしょう。遺伝子を子孫に引き継ぐために、お互いが惹かれあうように、セックスをすると快楽のホルモンが出るようにしているのも叡智のなせる業なのでしょう。

いろいろな動物がいます。色々な植物があります。今、様々な花が咲いています。今の季節同じ紫陽花でも多くの種類を見ることができます。

そしていろいろな人がいます。人と違っていることは素晴らしいことなのだと思います。そして、いろいろな人がいることがこれも素晴らしいのだと思います。