幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

アルフォンス・デーケン講演会メモ 希望と生きがいを持つ & ユーモアは愛と思いやり

2015-11-29 03:04:05 | 生き方/考え方
デーケンです。名前の通り、何もでーけん(できない)。(笑) ブレーメン音楽隊のちょっと南で生まれた。当時ドイツでは昭和とは言わないけど。(笑) 8人兄弟。クリスマスは楽しい思い出。両親は神様から自分があれほど愛されているから、周りの人を愛さないといけないとのメッセージを教えてくれた。父は8人の子どもを集めて、身寄りのない人、高齢者の人にリンゴとお金の入ったプレゼントを渡すことをさせられた。親にプレゼントを作ることもした。トランペットを吹いて、信者を喜ばせた。クリスマスは愛に満ちた日である。
癒しとユーモア;
 クリスマスは癒しがテーマ。もう一つは喜ばしい便り。その便りはユーモアで表すとよい。
中学から高校までギリシャ語を学んだ。聖書の元はギリシャ語だったので、それを読みたかった。
エロス&アカペ;
エロスは自分が求める愛。アカペは与える愛。
キリスト教を信じる人は、神様の愛は与えるラブ。
出逢いによる癒し;
対人関係への反省。機能的アプローチと人格的アプローチある。
相手を人格者として愛すること。
キルケゴールを学んだ。救け人自身が救けである。イエスによって考える。
共同体験による癒し;
教会の中での癒し。教会での交流はお互いの癒しになる。
ボランティア活動 いろんなキリスト教の特徴はボランティア活動。
2,700人に関する12年間による研究;
ボランティア活動やっている人が100人が死んだら、やっていない人は2.5倍の人が亡くなった。ボランティア活動をやりましょう。長生きできかつ温かい社会が築けます。
今皆さんの考えていることがわかります。皆さん長く生きたいと思っている。(笑)
ボランティア活動すると長生きできます。社会も明るくなります。
全人格的なアプローチ;
音楽療法もあり、サムエルさんの歌を聴いて癒しになったと思う。
読書療法がある。目が悪い人に何を呼んでほしいか尋ねたら、一番が新約聖書、二番目が詩編だった。

36冊の本を書いた。第三の人生。ニューヨークで博士論文を書いた。父の姉は大きな老人ホームを経営した。そこで原稿を書いた。多くの人は上手く生活を送っていたが、思い煩う人が多かった。明日雨かもしれないと思いわずらっていた。
晴れでもアーメン、雨でもハレルヤでよいのかと。(笑) 明日のことは思いわずらうな。明日のことは明日自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日だけで十分である。

希望と生きがい;
キリスト教の大きな魅力の一つは希望を与える、生きがいを与えること。クリスマスでも希望と生きがいを生かすことができる。
心の絆を結ぶユーモア;
本の紹介のチラシがあるので紹介する。死と向かう。NHKから出した。よく生き・・・は5万部でた。ベストセラー。心を癒す花束は今日販売している。希望の便りは、私の好きな聖書の言葉を読売新聞に書いて、それが本になった。

もし皆さん、キリスト教に興味がある方は水曜日に四谷で無料のキリスト教入門講座を開催している。ネットで検索してみてください。
http://members3.jcom.home.ne.jp/deeken-class/

講義の後で、本にサインします。サインがあると古本屋で売ると2倍で売れる。
ユーモアについて学んだのは、小学生の時、父はまじめな人で、政府に間違っていることにきちんと反対することを命をかけて行動した。夜は子どもたちにユーモアを言って、家庭を明るくした。父は、笑いとユーモアを神様からもらったから、それを生かさなければならない。
ユーモアの重要性を発見したのは日本に来てから。日本語の知識は二つの言葉だけ知っていた。「さよなら」と「フジヤマ」。フジヤマは間違っていると教えてくれた。50%しか日本を知らなかった。ある日本人に夕食を招待してくれた。日本語知らない。職場の仲間が教えてくれた。①よくうなづいてください。②5分ごとに「そうですね」と言ってください。招いてくれた家族はドイツ語もできない。英語は片言だった。それで①と②を実践した。奥様の顔はにこやかだった。上手く行っていた。最後に奥様が「お粗末様でした」と言われ、「そうですね」と言った。奥さんの表情が曇った。(笑) ユーモアとは「にも関わらず笑うこと」。自分の馬鹿さを認めて笑うこと。
中学校の校長先生に頼まれてユーモアについて話をしてくださいと言われた。
先生がもう少しユーモアを持って接するとよいとの話をした。
三村図書は国語の教科書を出している。先生が私にユーモアに書いてと頼んで欲しいと伝えた。ジョーダンではないかと言った。でも書いた。
文部科学省はまじめに考えた。内容は良かったが、肩書に上智大学と書いてあった。上智大学とあると、子どもたちがみんな上智大学行くのではないか。慶応と早稲田に行く人が行く人がいなくなるのではないか。東京大学も行かなくなるのではないかと心配した。そこで肩書から上智大学を削除した。慶応大学と早稲田大学も安心した。そして私の紹介は、「ドイツで生まれ日本で生活している」。(笑)

愛の具体的な表現は、相手は何を期待しているかを考える。笑顔によって温かい関係を築くことができる。愛を思い出して、ユーモアによって相手を喜ばせることができる。
今年のクリスマスの時は、近くの教会に行って、愛を共にお祝いしましょう。

感想
デーケン先生の上智大学の最後の授業後の講演会で初めてお話を伺いました。とてもユーモアのあるお話でかつ”死生学”について話されました。
”死”を考えることは、”生”を考えることであり、今の生き方を見つめなおす機会にもなり、今を大切にすることであるとのお話しでした。
それから、機会がある度にお話を聴きました。いつもユーモアあふれるお話で癒されました。
今回は、さいたま市のキリスト教会関係者主催だったので、キリスト教のお話もたくさんありました。
キリスト教は、信者に神の愛(私は愛されている)、そして希望と生きがいを与えてくれるのでしょう。
希望を持つと真っ暗な暗闇でも、神の愛に照らされながら前を向いて進んでいけるのでしょう。
仏教には”自明灯”という言葉があります。真っ暗な時、自ら明かりを灯す。その明かりで進む道を照らします。
また、その自明灯は周りの人にとっても明かりになります。
人は誰かに自分は愛されている。愛される存在だと信じることができると力が湧いてきます。
宗教はきっとそれを与えてくれるのでしょう。