幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

妊娠中の退職合意「無効」判決 シングルマザーが語った復職への願い "会社名の公表がマタハラを減らす”

2017-02-02 17:40:48 | 社会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170202-00010001-bfj-soci BuzzFeed Japan 2/2(木)
厚生労働省で記者会見した女性側代理人の増田祟弁護士
東京都内の建築業者で働いていた女性(31歳)が妊娠中にした退職合意を無効とする判決を、東京地裁立川支部(荒木精一裁判官)が出した。判決(1月31日付)は、「退職合意が自由な意思に基づいたものだと認めるだけの、合理的な理由が客観的に存在すること」を、会社側が立証しなければならないという判断基準を示した。そして、本来であれば働けていたはずの期間の給与(月15万円)と慰謝料20万円、合わせて約250万円を支払うよう、建築業者側に命じた。

女性側代理人の増田崇弁護士は2月2日、厚生労働省で記者会見し、「多くの女性が妊娠をきっかけに辞めさせられている。これは、マタハラ問題の本丸だ。妊娠に伴う降格を無効とした最高裁判決の判断基準を退職合意にも適用した判決は、知る限り初めての画期的なものだ。波及効果は大きいだろう」と話した。【Buzzfeed Japan / 渡辺一樹】
事件の経緯
判決によると、女性は2014年10月、東京都多摩市の建築業者に雇われ、建築測量の仕事をしていた。妊娠がわかったのは2015年1月のことだった。

建築会社側は、妊娠中は建築現場での業務を続けるのは難しいと判断し、関連派遣業者への登録を提案した。女性は提案を受け、2015年2月6日に1日だけ、派遣先で就業した。

増田弁護士によると、女性は派遣先が遠方だったため、就業場所を変えて欲しいと連絡したところ、派遣会社から無視されたという。

その後、建築会社は「一身上の都合で6月11日に退職した」とする退職証明書と離職票を女性に送った。

これに対し女性側は「退職届も出しておらず、退職の合意はない」「これは実質的には、妊娠を理由とした解雇だ」と反論し、裁判になっていた。
判決のポイント
判決が示した判断基準は次のようなものだった。

「妊娠中の退職の合意があったか否かについては、特に当該労働者につき自由な意思に基づいてこれを合意したものと認めるに足りる合理的な理由が客観的に存在するか慎重に判断する必要がある」

この基準に基づき、判決は「(女性は)産後の復帰可能性のない退職であると実質的に理解する契機がなかった」「(女性には)会社に残るか、退職の上、派遣登録するかを検討するための情報がなかった」などと指摘。「自由な意思に基づいて退職を合意したものと認めるに足りる合理的な理由が客観的に存在することについての、十分な主張立証が(会社側によって)尽くされているとは言えない」と判断した。

「女性が妊娠を理由として、仕事を失うケースがなくなってほしい」
BuzzFeed Newsはこの女性に話を聞いた。

「私は派遣会社に登録するという認識はなく、別の部署の事務方の仕事に行くのだと思っていました。妊娠中も同じ建築測量の仕事を続けたいと思っていましたが、当初は『別の部署の仕事を紹介する』『また戻れる』という説明を受けたので、元の仕事に戻れるのなら、一時的にそうなるのは仕方ないと考えました」

ところが、派遣会社から紹介された職場について、遠いので他の職場を紹介してほしい、というと突然連絡が取れなくなったという。

「元の会社に問い合わせても、らちがあきませんでした。そうこうしていると、あなたは退職したことになっていると告げられたのです。私は退職したいと希望を出したことはありませんし、会社側から退職についての説明もありませんでした。突然で、どうしてそんなことになったのかわかりませんでした」

就職がうまくいかず、20代で職を転々とした。働いていた会社が潰れたこともある。訪問介護の仕事をしたり、ネットカフェで夜も働いたり、いくつもの仕事を掛け持ちした。なかなか継続して仕事に就けず、日中時間を作って資格試験の勉強をしたりもした。

子どもの父親とは結婚していないシングルマザー。当時は子どもの父親と結婚できるかどうかわからず、子育てや経済的な支援が期待できないかもしれず、一人で働いて育てていかなければ、と不安を抱えていた。

「だから、今回は正社員に復職するためのパイプをつないでおきたかった。(建築会社で)それまで働いてきた時間を無駄にしたくなかった。小さな子どもをつれたシングルマザーが、いちから仕事を探すのは大変です。そのためには、会社の言うとおりにするしかないと感じていました」

「退職したと告げられ、派遣先も紹介してもらえなくなったので、いくつものアルバイトを掛け持ちして暮らしました。24時間ずっと働いているみたいな感じでした。出産の1週間前まで働いていました。なんでうまくいかないのかな、もし大卒だったら違ったのかなと思い大卒資格を取りましたが、状況は変わりませんでした」

今はひとまず地元に帰り、1歳4カ月の子どもを育てながら、看護関係の資格を取るために勉強している。元の職場の同僚の中には、心配して連絡をくれる人もいる。

今回、取材を受けた理由をこう話す。

「女性が妊娠を理由として仕事を失うケースがなくなってほしい。そういう世の中になってほしいと思ったからです。私の経験を、どうか役に立ててください」

感想
会社側が妊娠した社員を本人が辞めたいと自主的に言わせるように、派遣先への異動、そして遠距離の勤務先とやっていることがミエミエのように思いました。

どうして会社名を公表しないのでしょうか?
会社名を公表することで、社会的な罰則を与えると、マタハラをすると会社の評判が下がるとなり、抑止力になると思うのですが。

<東大病院>薬取り違え、入院中の男児死亡 HPで公表 ”開示が改善になる”

2017-02-02 11:45:15 | 社会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170131-00000098-mai-soci毎日新聞 1/31(火)
医療ミスを公表した東大病院のホームページ
 東京大病院(東京都文京区)は31日、入院中の男児に内服薬を取り違えて投与する医療ミスが2015年にあり、投与翌日に男児が亡くなったとホームページで公表した。患者は当時、東京都内に住んでいた幼児で、重い病状で入院していた。患者の氏名の確認を怠るなど、病院内のルールが守られていなかった。遺族からの要望を受け、同病院が公表した。

 同病院や遺族側の弁護士によると、男児は多臓器に障害があり、点滴や人工呼吸器が必要な病状だった。遺族の希望で、男児の病名や年齢など詳細は公表していない。

 内服薬は、鼻から胃へ管状の器具を使って注入していたが、別の患者用に準備した13種類の薬を看護師が間違って注入した。そのうち6種類は抗てんかん薬など、特に安全管理が必要な薬だった。

 注入の際、担当看護師が他の患者や電話の対応が重なって男児用の薬をいったん作業台に置き、さらに近くに置いていた別の患者の薬に名前が書かれていなかったため、取り違えたという。注入時の名前の確認もしていなかった。

 同病院は「誤注入が患者の死亡に何らかの影響を与えた可能性がある」とする一方、死亡への影響については「医学的な判断は困難」としている。ホームページには、注入器具への記名徹底など再発防止策とともに、斉藤延人院長の「患者さまとご家族に深くお詫(わ)びする。病院全体で改善の取り組みを今後も続けたい」とのコメントを掲載した。

 富田有一・同病院総務課長は「遺族と協議してホームページで公表した。掲載した概要以上の説明はできない」と話した。【熊谷豪、下桐実雅子】

感想
人のミスではあるが、その背景にある原因までさかのぼって対策をしなければならない。
人のミスで留めておくと、また同じことを繰り返します。
m-SHELLモデル  
    H m
  S L E
  m L
L;真ん中のL Liveware 本人
H;Hardware ハードウェア
S;Software ソフトウェア
E;Environment 環境
L;下のL Liveware 周りの人
m;Management 管理
人のミスで片付けないで、そのミスを起こした背景を考えます。
そして対策を立てます。

今は、薬を投与する前に薬にはバーコードが付いており、患者さんにもバーコードを付けており、その両方のバーコードを確認する仕組みを入れている病院が増えています。

今回は、さらにいくつかの仕組みの不備があるようです。
「別の患者の薬に名前が書かれていなかった」
これがおかしいと思わない仕組みだったのでしょう。
必ず薬には患者さんの名前を書く。
名前が書かれていないものはおかしい。
と思うようになっていないといけないのですが。
それができていなかったのでしょう。

死因と薬のご投与の因果関係は不明とのことですが、間違えた後に亡くなったのですから、それが死因と考えるのが妥当です。
逆に東大病院は間違えたことによる死亡ではないことを本来証明しなければならないのです。
痛ましい事故ですが、これにより東大病院のミスが減ることになると良いのですが。
遺族もそれを願い、HPへの掲載を希望されたのでしょう。



「世界一清潔な空港清掃人」新津春子著 ”仕事に愛を込めて”

2017-02-02 11:42:38 | 本の紹介
世界で一番きれいな空港に2年連続で羽田空港が選ばれ、その責任者をしている。
中国の瀋陽からの17歳の時に両親と姉と日本に移った帰国子女で、日本語もわからなかったので、仕事がなく、清掃の詩仕事しかなかった。
最初はビルクリーニング技能士の資格を取り、それから現場監督や指導員の資格・免許を取り、清掃の知識・技術を高めた。
全国ビルクリーニング技能競技会で一位を取った。

今日より明日、明日よりあさって、よくなるという希望があったから、
私にとって身を粉にして働くことは苦労ではなく、喜びだったのです。
今までできなかったこと、知らなかったこと、新しいこと、
前に向かってやるようにすれば、自分が変われるような気がするんです。

うしろを見ると、前に進むのが遅くなるのです。

人に言われたからやる、言われないからやらないではなく、私は何がしたいのか。

ただ待っているだけでは誰も何も教えてくれません。
納得できないことは聞く。わからないことは質問する。
自分では当たり前だと思ってこうしてきましたが、
こうして振り返ると、そのおかげで道が開けてきたのかなと思います。

相手を思いやる気持ちで清掃をするようになると、次第に、お客様から「ありがとう」とか「ご苦労様」と声をかけられることが増えてきました。

仕事が楽しくなるというのは、人に認められてうれしいという意味でのやりがいから、
自分の内面からわいてくる本当の意味でのやりがいに変わっていくということなんじゃないかなと、私は思います。

感想
仕事に誇りを持って行う。
仕事に熱意、愛を込めて行うと、それは見ていると違いが出てくる。
その仕事に対する専門知識を持ち、高める努力を続ける。
仕事に取り組む姿勢を教えていただきました。