幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

室井佑月「同化すっか」 ”同化しないで欲しい。また、同化しない佑月さんが発言を続けられる社会であって欲しい”

2018-03-01 08:35:48 | 社会
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180228-00000008-sasahi-pol&p=1〈週刊朝日〉3/1(木)

 日本のメダル獲得に沸いた平昌五輪。作家・室井佑月氏は、その裏で注目されなかった安倍晋三首相の国会答弁に疑問を呈する。

 各種報道によると、安倍首相は2月17日、フィギュアスケートの羽生結弦選手に電話をして、
「困難を乗り越え、多くの人に勇気を与えた」 と祝福したらしい。

 羽生選手は、
「今まで頑張ってきたことが報われた」 と応じたそうだ。

 これさ、バッチリカメラがまわっているところで行われているんだよね。
 首相官邸のSNSにも、羽生選手と安倍首相の2014年のツーショット写真を載せている。羽生選手が安倍首相に金メダルを渡すシーン。

 たしかに、怪我を乗り越え五輪連覇した羽生選手は素晴らしい。
 でも、なんで、そこに安倍首相がしゃしゃり出てくるんだろう。

 五輪憲章によると、オリンピックは、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではないとされている。オリンピックでの栄誉は、あくまでも選手たちのものだ。そこに国家を絡めちゃダメなのよ。

 この国のトップである安倍首相がしゃしゃり出てきて大喜びするところを大々的に報道するって、五輪憲章から外れておる。

 羽生選手は素晴らしい。だけど、羽生選手が日本人だからといって、日本のトップである安倍首相も素晴らしいとはならない。

 そこを混同した報道の仕方。この国は後進国みたいだよ。そんなことやりそうなのは、北朝鮮くらいのもんだもの。ひょっとしてこれを2020年の東京オリンピックまでつづけるの?

 国会での答弁の酷(ひど)さなどをガン無視して。
 とうとう安倍首相は14日の国会で、
「(専守防衛は)純粋に防衛戦略として考えれば、大変厳しい」 と述べた。
「(専守防衛は)相手からの第一撃を事実上甘受し、国土が戦場になりかねないものだ」
 そして、ミサイル技術の進展で命中精度が高まっているとし、
「攻撃を受ければ回避するのは難しく、先に攻撃したほうが圧倒的に有利になっているのが現実だ」といった。

この安倍首相発言って大変なもんじゃん。これまでの日本を否定し、やられる前にやるってことを肯定しているんだもん。

 日本の在り方が変わるって話だよ。ニュースにならないけどね。平昌オリンピック一色で。
 それでもって、政権支持率はここに来てじわじわと上がっているものもあるんでしょう?
 権力の私物化が露(あらわ)になって、日本の在り方が書かれている憲法を蔑(ないがし)ろにして、格差を広げて国民の生活をぶっ壊している政権なのに。

 国民みんながそれでいいなら、いいのかね? たぶんそうなる。
 世の中が盛り上がっている最中、辛気くさいこというと嫌われるしな。
 あたしもちゃんと世の中に同化しなくちゃ。村八分にされそう。
※週刊朝日 2018年3月9日号

感想
室井佑月さんの発言は問題の本質をついているように思います。

安倍首相が金メダルとった時、国際電話で直接選手にお祝いを伝えている映像が出ていました。
話題のある、人気の人に便乗しようとの気持ちなのでしょう。

こういったパフォーマンスの陰で、ミサイル発射を専守防衛の観点で行いたいとの発言がされています。憲法の攻撃する武力を持たないにも反しています。

オリンピックの話題の中で、裁量労働制も、根拠データが間違っていたのに、法制化を急いでいます。

室井佑月さんの村八分とは、きっと、仕事がなくなることなのでしょう。
多くのタレントがそれを忖度して、政府寄りの発言をされています。

爆笑問題の太田さんが政府を批判してたのに、桜を見る会に安倍首相から呼ばれたら、参加して安倍首相との写真に納まっていました。故大橋巨泉さんから、そのことを批判されていました。
話題作りのために批判しても、結局政府よりとの印象を与えて、安倍首相の”批判した人も呼ぶ懐の広さPR"にしっかり貢献していました。そのことを、巨泉さんは指摘されたそうです。

室井佑月さんが同化しなくても、これからも発言し続ける社会であって欲しいと願います。
テレビ局、雑誌の携わる人が忖度されないことを願います。