・2015年12月15日
京都に引っ越してきて半年が過ぎた。東京で生まれ育って44年、初めて東京以外に住んでいる。
妻の三輪記(ふさ)子と出会ってまだ2年経っていないが、1か月半の子供がいる。
2年ぐらい前、ツイッターでエゴリサーチしたら、京都在住の女性弁護士が拙著『タモリ論』について書いていた。彼女の事務所を検索して、すぐに小説を何冊か送ったのが馴れ初め。
2014年3月21日、東京は渋谷で初めて会った。3回目に下北沢で飲んだ明け方、男と女の仲になった。
それからしばらくして、衝撃的なリクエストを突きつけられた。
「樋口さんの子供が欲しい。一切迷惑をかけません。お金もいらないし、籍も入れなくていいから」
それがどういうわけか、今では京都に引っ越して、妻が事務所に働きに出ている日中ずっと、赤子の面倒を見ている。ちょっと前までは想像もできなかった生活だ。
・これまで生きてきて、小説を書くのがいちばん大変なことだと思っていた。それは間違い。子どもを育てることでした。
・よく聞くじゃないですか。仕事で外から帰ってきた夫が妻に、「おまえはいいよな。家でずっと子供と遊んでて。俺なんか外でくたくたになるまで働いて疲れてるんだ。泣かすなよ」
それがいかに男の思い上がりか、よおくわかった。
・現役で東大法学部に入学するも授業を一切受けず、3回留年して卒業までに7年を要し、結局司法試験に合格したのは33歳のときだった。
・東大在学中に1回、卒業後も1回、婚約破棄歴がある。
過去の男性遍歴も凄まじい。「よくもまあ手広く・・・」と、言葉を失うほどだ。本人の口から語られたことをここで真っ正直に書いたら、このページは『黒い報告書』に収録されるだろう。
・田房永子著『ママだって、人間』
「夫を嫌いになる理由。家事育児をしない。”うんちしてるよ!”と報告だけしてくる。ねぎらってくれない。夜泣きの時”静かにさせろ”と言った」
・高齢者1,000万人に3万円ずつバラまく、おためごかしもいいかげんにしてくれ。
2015年、東京オリンピック競技大会組織委員会会長の森喜朗は「大会経費は最終的に2兆円を超すかもしれない」と発言した。当初の予定の6倍の額。3,000億円あれば、保育士の待遇は改善できるだろに。・・・
しかしもっと酷いのは「国に頼るな。子供ぐらい自分で育てろ」「むかしの日本人はみんな保育園など頼らなかった」「日本から出ていけ」などと、幼い子供がいるため、働きたくても働けない女性に対して攻撃する声が多いことだった。
「美しい国」だと自慢する日本がいかに狂っているか、多くの問題を浮き彫りにした今回の騒動は、いまだに収拾が見えていない。
感想;
2022年に二人目の女の子が産まれています。
義理の母から「あんたたちはいずれ離婚するから・・・」と言われたそうです。
また「記子が子供を産むとは想像もしていなかった」と母親から言われたそうです。
いろいろなカップルがいるということ。
そして相性が大きいということのようです。