幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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「メンデレーエフ元素の謎を解く」ポール・ストラザーン著 ”ほぼ同時に周期表を発見していた研究者がいた”

2023-12-21 02:42:02 | 本の紹介
・母親は死の床についた。誰よりも愛した息子への最後の言葉は、いかにも彼女らしく力強いものだった。「幻想を断ちなさい。言葉ではなく、仕事で主張しなさい。辛抱強く、神と科学の真実を捜し求めなさい」。メンデレーエフはこの言葉を決して忘れなかった。37年後には、母親の想い出に捧げるとした科学論文で、この言葉を引用し、こうつけ加えている。「ドミトリ・メンデレーエフは、母の臨終の言葉を神聖なものと考える」。

・『化学の原理』の執筆
たとえば第1巻の終わりには、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素からなるハロゲン族が載っている。

・メンデレーエフはいっている。「私は夢のなかで、全ての元素が定められた場所にうまく当てはめられた表を見た。目を覚ますと、すぐにそれを紙に書きとめた」。メンデレーエフは夢のなかで、元素を原子量の順に表にすれば、それぞれの性質が一定の周期で繰り返されることを理解した。そこで彼は自分の発見を元素周期表と名づけた。

・パターンに会う元素のないところは、あっさり空所のままにしたのである。そして、そうした空所はいつか未発見の元素が埋まるだろうと予言した。

・マイヤーはメンデレーエフと同じような流れで研究してきたので、元素間のパターンについてほとんど同じものを、まったく同時期に発見していた。ではなぜ、周期表発見の栄誉はメンデレーエフにあたえられたのだろうか。
 まず最初に、メンデレーエフがこのテーマの論文を、1969年3月1日に発表したことがあれられる。最初に周期表を発見してからわずか2週間後のことである。一方のマイヤーは翌年まで論文を発表しなかった。しかし、決定的だったのは、マイヤーの結論がまだ試案的なものだったことである。彼は自分の表にある例外を――秩序からはずれた元素があること、一見入れそうなグループに入らない元素があったり、目立つ空所にうまく当てはまる元素がなかったりすることを――十分に説明できなかった。批判的な立場の者から“法則”と事実の不一致を指摘されても、マイヤーは弁明できなかった。一方のメンデレーエフは攻めて出た。あらゆる「事実」をものともせず、自分の科学的洞察を進んで援護した。

感想
 ほぼ同じ時期に周期表を発見した人がいたのは知らなかったです。
不十分でも、まずは投稿することなのでしょう。

「はよ潰れろ」ダイハツ工業の不正問題「『できない』が言えない」「内部通報の犯人探し」報告書に記された衝撃の“ブラックすぎる”職場 ”「心理的安全性」が確保されていない⇒社長の責任”

2023-12-21 02:30:30 | 社会

 もはや、立ち直れないかもしれない――。  12月20日、ダイハツ工業は車両の安全性を確認する衝突試験で不正をおこなっていた問題で、64車種と3種類のエンジンで不正が確認されたと発表。生産中の全車種の出荷を停止するという。 
 「そもそも、ダイハツは2023年4月の時点で、海外向けの4車種で不正行為が確認されたと発表。さらに5月にも不正が発覚したたため、類似の不正がないか第三者委員会が調査をしていました。その結果、他社へOEM供給している車種を含め、64車種で不正があったことが発覚しました」(社会部記者)  
 不正の内容は、自動車の衝突試験やタイヤ圧、エアバッグの動作確認など多岐に渡る。 「たとえば、左側の衝突試験しかおこなっていないのに、右側の衝突試験もおこなったと架空の試験結果を報告したり、本来は衝突時に自動で作動するはずのエアバッグにタイマーを仕込んで試験をクリアしようとするなど、あまりに杜撰なものです」(同前)  さらに同報告書には、職員への聞き取り結果として、こうした不正を生んだ悲惨な職場環境が赤裸々に語られている。 

《職場風土として、『できない』が言えない》 
《相談しても「どうする?自分で考えろ」が多く、相談にならない》 
《内部通報を行っても、監査部が直接事実確認する事は無く、当該部署の部長・室長・GL に確認の連絡が行くのみで、隠ぺいされるか、通報者の犯人探しが始まるだけ》 
 
 「全車種出荷停止という経済的なダメージ以上に、信用を失ったという点で非常に大きな痛手を負いました。全162ページある報告書からは、ごく一部の担当者による不正というよりも、企業全体としてのコンプライアンス意識が低く、いわば“ブラック”な職場だったという印象です」(同前)  
 ネット上でもダイハツに対し、厳しい声が数多く寄せられている。 
《日本の恥、信頼の失墜です》 
《二度とダイハツは買わない はよ潰れろ》 
《人の安全にかかわる部分での不正は許せない》 

 「会見で奥平総一郎社長は辞任を否定し、『再発防止について道筋をつけるために力を発揮し、それを責任としたい』と語っています。親会社のトヨタも、ダイハツの“体質改善”に向け努力するそうですが、果たしてうまくいくのか。“立ち直れない”可能性も十分あるでしょう」(同前)  日本車の“品質神話”も今は昔――。

感想

 計画通りできないと言えなかったのでしょう。
無理な計画を強制した、また言えない文化を醸成した、経営陣、特に社長の責任です。
 その一番の責任者が続投では無理でしょう。
自分の家に自分が放火して火事になり、「家を再建します」と言っているようなものです。
責任を取るのが先決でしょう。