幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

井手氏発言「極めて不本意」 JR西がコメント ”JR西福知山線脱線事故の原因は井出社長(当時)の経営が引き起こしたことを理解されていない”

2022-10-08 12:50:25 | 社会
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b93bb2dff399036b020a7de7bf9fa9cf8d9c8ba 10/8(土) 10:28 

JR西日本は8日、同社の社長、会長を務めた井手正敬(まさたか)氏が同日付の産経新聞で、平成17年4月の福知山線脱線事故をめぐり企業風土に問題はなかったなどとする趣旨の発言を行ったことに対し、「弊社の認識とは全く異なるものであり、極めて不本意」とのコメントを発表した。

JR西は「組織全体で安全を確保する仕組みと安全最優先の風土を構築できていなかった」と指摘。「尊い人命をお預かりする企業としての責任を果たしていなかったことを深く反省し、安全の実現に向け、不断の取り組みを積み重ねてまいります」とした。

井手氏は発言の中で、事故に関して当時の社長が国会で「企業風土の改革に全力を挙げる」と述べたことについて、「『企業風土』という言葉でこの会社を築いた先輩たちに責任を押し付けようとした」と批判。

ミスをした運転士に課せられていた日勤教育に関しても、「事故や問題を起こした乗務員を再教育するのは当たり前ではないか」と話した。

JR総連が井手正敬氏発言に抗議声明

感想
日勤教育全面見直し 2015年4月産経WEST>http//www.sankei.com/west/news/150424/wst1504240015-n3.html(当時)
「運転士はクビだ」
 JR西元社長の山崎正夫(71)は鉄道本部長だった6年、踏切脱線事故を報告した社長(当時)の井手正敬(まさたか)(80)からこう激怒された。業務上過失致死傷罪に問われた自身の公判で明らかにした。
 「仕事に厳格」(JR西幹部)な井手の影響でミスに厳しい雰囲気が社内に醸成され、その延長線上に懲罰的な日勤教育があった。
 事故当時、JR西は「再教育を受けて立派な乗務員になった例もある」と主張した。しかし実態は懲罰に近く、個人の「責任追及」の意味合いが強かった。
 「まさに見せしめ」。日勤教育を受けたベテラン運転士の実感だ。電車の運転席から撮影した映像が流れるモニターを見ながら、延々と信号の指さし確認をさせられたという。草むしりをさせるケースもあった。


「教育と懲罰は紙一重だった」。脱線事故が起きた10年前、国土交通省鉄道局で安全対策室長だった河合篤(61)は今、日勤教育の功罪をこう考える。
 対象となるミスの基準が不明確で、所属する運転区や電車区の区長の判断次第でどちらにも傾く。そんなあいまいな運用に、安全やミスの再発防止が委ねられていた。
 事故後、懲罰的な日勤教育は全面的に見直され、オーバーランや遅延など事故に至らないミスの大半は懲戒処分の対象から外れた。
 平成16年度には608件あった日勤教育は25年度には184件にまで減少。かつては5カ月間に及ぶ日勤教育もあったが、今では最長7日に短縮。内容も運転シミュレーターを使ったり、添乗指導したりする実践的なものに改めた。
 かつての日勤教育の内容が現場の区長らの判断が大きかったとされる点については、現在は運転士OBらを「指導監」に任命し、専門的な立場から再教育を行っている。


井出氏は、年齢を重ね、自分のミスを否定しないと生きておれなくなったのかもしれません。
インパール作戦を企画立案実践した牟田口廉也司令官が「あれは正しい判断だった」と死ぬまで言い続けていたそうです。
約3万人が餓死と飢えで亡くなった無謀な作戦を正当化したかのでしょう。

岸田首相の国葬もレベルは違いますが似ています。
安倍元首相のアベノマスク(1割のみ使用)543億円をどぶに捨てた税金の無駄遣いも同じでしょう。
国葬ではアベノマスクは使用禁止になっていました。皮肉なものです。

JR西は必至で井出氏の発言は会社の考えでないと言いたかったのでしょう。
井出氏が社長、会長時代はまさにそれが会社の考えで、事故の原因になっていました。
「日勤教育」がなければ事故は起きませんでした。
夏場だと草引きさせて、反省文を毎日書かせたそうです。
それが数か月続いたとか。
事故を起こした運転手は前に「日勤教育」を受けていました。
当日オーバーランして時間が遅れました。
また「日勤教育」を受けるかも?
二回も受けると運転手をできなくなるかも?
運転手は運転が大好きでした。
そこで車掌に「遅れた時間は取り戻すから、会社に報告しないで欲しい」と伝え、スピードを上げました。
JR西は当時の井出社長がAST安全装置への投資を拒否していたため、大事故につながりました。
AST設備の投資が問題にされていましたが、懲罰の「日勤教育」がなければ、運転手はスピードUpしなかったのです。
それに、”再教育”するなら、運転技術を再教育するのが本来の姿です。
懲罰で人に言うことをきかせていた経営手腕が事故を起こしたのです。
かつ、人はミスをするものです。
その前提でダイヤも考える必要があります。
遅れても、取り戻す必要はない。
あるいはスピードは5%までなら超えていい。
遅れたことでの懲罰はしない。
何度も遅れる運転手がいれば、技術訓練を受ければよいだけです。
意図しないミスに懲罰やボーナスの査定に反映していると、ミスを隠そうとします。
それが大事故や大問題につながります。
医薬品業界では、小林化工の風土というか経営トップの問題が事故を起こしたと言っても過言ではないです。
経営者は大事故や大問題を起こした経営者がどのような経営をしていたかを知り、経営に生かすことです。
しかし、多くの経営者が同じミスを繰り返しています。

「東電原発裁判 福島原発事故の責任を問う」添田孝史著 ”防げた(想定内の)事故、まさに人災!”

「会社はいつ道を踏み外すのか 経済事件10の深層」田中周紀著 ”経営者の踏み外しは影響大”

最新の画像もっと見る

コメントを投稿