https://news.livedoor.com/article/detail/22408677/?__from=ln_am 2022年6月28日 6時0分
by ライブドアニュース編集部
ざっくり言うと
週刊現代が、値上げラッシュによる家計への影響を伝えている
ある夫婦には2200万円の貯蓄があり、老後の生活も「問題ない」はずだった
しかし、物価の上昇により月の赤字が増え、人生設計が狂い始めているという
貯金2000万円が激減!値上げラッシュで家計崩壊した夫婦の悲鳴 他人事ではありません!
2022年6月28日 6時0分 現代ビジネス
卵も魚介も値上げ!
「あなた、ゴルフに行く余裕なんてないわよ」
5月分の家計簿を指し、眉をひそめながら妻が言う。それを覗き込んだ井上昭さん(66歳・仮名)は驚愕した。
毎月6万円だった食費が7万円を突破し、ほかの支出も前月より大幅に上がっていた。
「先日、妻に頼まれてスーパーで卵を買ったのですが、30円以上値上がりしていました。卵なんて安売りのイメージがあったのに、値札には『高くてごめんなさい』と書かれていた。ロシアの戦争の影響なのか、私の好きなサーモンもかつての1.5倍くらいの値段になっていて、もう気軽に買えません」(井上さん)
値上げのニュースが飛び交っている。数十円、数%と言われてもピンとこないかもしれない。だがあらゆるモノ・サービスが高騰することで「夫婦のおカネ」は確実に減り、気づけば人生設計の崩壊にまで追い込まれる。
井上家のケースで詳しく見ていこう。収入は月約25万円で平均(23万6576円)より多い。一方、月の支出は約28万円と、こちらも平均(25万5100円)を超える。
家計は毎月約3万円の赤字となるが、問題ないはずだった。「老後は2000万円が必要」と騒がれたが、井上家にはそれを超える2200万円の貯蓄がある。
1万品目以上が値上げした
家計の赤字は毎月約3万円なので、年間で36万円を貯蓄から取り崩す。この先30年生きるとしても、生活費に充てる貯蓄は1080万円があれば問題ない。介護への備えは「夫婦で1000万円」(ファイナンシャルプランナーの長尾義弘氏)くらいが目安というのが一般的だ。
合計2080万円が必要になる試算なので、2200万円の貯金で十分対応できるはず―。
ところが今、井上さんの人生設計は大きく狂い始めている。
「出費が顕著に増えているのは食費で、毎日食べるパンやハム、パスタの値上げが大きいです。妻が出かけている時はお弁当を買うのですが、約50円値上がりしました。
ガソリン代の上昇も響いています。リッター170円を超えてくると、気軽に遠出もできません。トイレットペーパーや洗剤も高くなったと感じます」(井上さん)
'22年に値上がりする商品は、食品と飲料だけでも1万789品目に上る(帝国データバンク調べ)。
電気代が高すぎる!
だが、これは序章にすぎない。この夏は鯖缶やカレールーが値上げされ、10月にはビールや焼酎が最大13%高くなる。肥料の価格が前期比で94%上がる影響で、白菜やキャベツといった野菜も高騰。ユニクロの製品や各鉄道会社、バス運賃の値上げも計画され、
生活の命綱ともいえる電気とガスも、この7月の価格改定で11ヵ月連続の値上げとなる。井上氏は嘆く。
「うちのエアコンは古くて、電気を食うのでなるべくつけたくない。でも、エアコンなしでは猛暑を乗り切れない。貯金を取り崩して電気代を払い、夏を生き延びます」
今年に入ってからの食品の値上げ幅は平均で13%となっている(帝国データバンク調べ)。何も考えないで買い物をしていると、物価高騰によって毎月の支出が10%程度増えてもおかしくない。
井上家の場合、月の赤字は5.8万円に膨らみ、30年生きれば2088万円が必要な計算になる。介護費用も足せば3088万円、井上さんの老後資金2200万円ではとても足りない。
大企業で勤めあげ、より多い老後資金を用意できている人も安心はしていられない。森田聡さん(79歳・仮名)の夫婦は、定年退職時点で約3000万円の貯金があった。年金は夫婦あわせて月約30万円で、コロナ禍以前は年に1回は海外旅行に行っていたという。
だが今年の春に聡さんが脳出血で倒れてから、雲行きが怪しくなってきた。入院や手術は高額療養費制度を使って20万円程度で抑えられたが、その後、思わぬ値上げの影響を受けているのだという。
ウッドショックの影響
「自宅に戻った夫ですが、半身麻痺が残っているため車いすが必須です。そこでスロープを付けたり、お風呂をバリアフリーにしようと考え、業者に住宅の点検に来てもらいました。すると屋根と外壁の劣化が激しいことも判明し、このタイミングで修繕しようと見積もりを取ることにしたのです。
過去にも1回補修しているので400万円以内で済むと思っていました。しかし壁紙の張り替えや浴槽の買い替えなどでも費用が嵩み、600万円かかると言われたのです。担当者からは『資材の値上げも激しいので』という説明を受けました。これだけの大金を払っても大丈夫なのか……」(妻の晶子さん・仮名)
木材の世界的な供給不足「ウッドショック」によって、木材の輸入価格は前年比で最大73%も上昇した。さらに原材料価格の高騰もあって浴槽やトイレも最大3割近く値上げ、住宅用サッシなど窓周り用品も15%も価格が上がっている。
定年後、余裕がある生活を送ってきた森田夫妻には現在、約1500万円の貯金が残っている。だが、リフォームをすれば900万円まで減る。さらに晶子さんは、10月に待つもうひとつの「値上げ」を恐れている。
「1割で済んでいた医療費の自己負担が、2割に倍増するんです。今は夫のリハビリの通院で月3000円の医療費を負担しています。これが6000円になるのは痛い。かといって、病院に行かないわけにもいきません」 夫の病状次第では、介護施設に入ってもらうことも検討しているという。
老人ホームも高くなる
都内であれば老人ホームの平均費用は入居一時金が約411万円、月額利用料は平均約25万円となっている。ただし、老人ホームも、4割以上の施設が料金引き上げを検討している(全国有料老人ホーム協会調べ)。
仮に夫が施設に入って400万円を払えば、森田家の残りの財産は500万円だ。夫の施設生活に毎月25万円、妻のひとり暮らしにも少なくとも月15万円かかり、毎年120万円が貯金から出ていく。
この生活が5年続けば、夫婦の預金は底をついてしまう…。
物価上昇が続くいま、貯金がみるみる減る事態はけっして他人事ではない。過酷な時代を乗り越えるヒントを、後編『特別定期、リフォームローン…貯金を激減させる48の「禁止事項」』で詳しく見ていこう。
「週刊現代」2022年6月25日号より
感想;
国民が苦しんで居るのに、岸田首相は安倍元首相とおなじバラマキ政策。
国民一人が約1,000万円の借金を背負っているのに。
収入では韓国を下回りました。
年金は減らされています。
それもアベノミクスの成果です。
今の自公を支援していると、ますますひどくなります。
問題は、お金を自分たちの利権絡みに使っていることです。
アベノマスクに400億円
昭恵夫人のために森友学園で格安国有地払い下げ。
どういわけか、ぬか喜びした側が刑になり、ディスカウントした側は誰も責任を問われていません。
安倍元首相の親しい友だち加計氏の獣医学部を認め、他の学校の申請は拒否、かつ助成金を提供。
きっと陰であるいは後から甘い汁を吸う人がいるのでしょう。
でもそれでも自公を支持されたり、投票にいかないなら、自業自得と言わざるを得ません。
いえいえ、私は自公支持していませんと言う方もいらっしゃるかと思いますが、仕方がありません。
選挙結果で決まりますから。
まずは自分がどうするか。
選挙に行って投票することなのでしょう。