幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「裸で泳ぐ」伊藤詩織著 ”性被害からどう生きて行くか、葛藤と苦しさの中で今「生きている」”

2023-02-23 18:06:36 | 本の紹介
・The Things I Wanna Do Before I Die
1)インドでボランティアをする
2)サバンナに行って動物たちを助ける
3)チリの新聞社でインターンをする
4)コスタリカでウミガメを保護する
5)カザフスタンで自分そっくりな人を見つける
6)エベレストのハイキングに挑戦
7)イラリア・ナポリにある青の洞門で泳ぐ
8)死海で泳ぐ
9)ニューヨークで暮らす
10)リオのカーニバルで踊る
11)ヨガをする、できればインドで、そして毎日の生活習慣にする

・入院生活では、パジャマのまま通える「院内学級」に通っていた(中学)。そこで、本当に様々なかたちで「生きる」と毎日直面している子どもたちと机を並べることになった(ほとんど机なんてなかったような気もするけど)。「生きているだけでいい」「私は私」。そう日々の中で退官したことで、いま思うと、ふにゃふにゃの心を包んでくれる皮ができたような気がする。

・多動で集中力に欠ける、ADHD傾向のある自分が、苦手なことも或る程度うまくできるよう、最近、一日のルーティンを何とか確立しようとしていた。

・初めて出会ってから、もう四年が経つ。2017年5月に、私が性被害を自分の言葉で公にしてすぐ、ロンドンから救いの手を差し伸べてくれたのが田中明美さんだった。誹謗中傷、賞賛、脅迫、無関心=会見の後、それまでのように日本で生活が出来なくなっていた私の状況を想像して、代理人を務めていた西廣弁護士に連絡をくれたのだ。「イギリスに来てください、としおりさんに伝えて」

・私に呼吸する場所を与えてくれた明美さんは、それから私の「イギリスのお母さん」になった。

・「被害届を出したら、これまでの努力も水の泡ですよ。業界では働けなくなるでしょう」
捜査員はそう言った。

・荻上チキさんをはじめとするリサーチチームの調査に基づいて、ネット上での誹謗中傷について裁判を始めると会見で話してから、ちょうど一年が経っていた(当時の調査によれば、70万件を超える書き込みのうち名誉棄損的なものは3万件、グレーなものは5万件あった)。

・ここ(ペルー南部)ではコカ栽培が盛んだ。・・・。
そしてここで生まれ育った子どもたちはコカインをつくる。
少年たちは「決してコカインには手を出さない」と口を揃えた。どんなに有害なものを入れているか知っているからだという。

・三年間同棲した彼は、初めて家族以外にできた家族だった。被害に遭った直後、警察から何度か、彼氏はいるのかと聞かれた。彼と別れてちょうど一年くらいのことだった。「いません」と答えると「そうですか、良かったですね。彼がいたらつらいでしょうし」と言われた。私がつらいのか? 彼がつらいのか? その言葉の真意を理解できなかった。

・マラリアは早い段階で治療すれば治る病気だが、医療へのアクセスが充分でない地域では、いまだに悪魔のように恐ろしい病気とされている。2020年4月20日時点で、新型コロナの死者数は世界で16万5千人を超えた。一方、今も年間40万人以上がマラリアで命を落としている。・・・
2020年の1月にFGM(女性器切除)の取材のため、私はシエラレオネに戻り、そこでマラリアの洗礼を受けた。・・・
従来は儀式でFGMが行なわれ、それが終わって初めて「一人前」の女性とされてきた。ところが今回、新たな試みとして、身体の安全のためにFGMを行なわずに、形だけ伝統の儀式を挙行することになった。森に入ったら外界に一歩も出ない、携帯電話などで外部とコンタクトをとることは禁止、身体を拭く以外、髪も洗ってはいけない-儀式を仕切る村のおばあさんたちに従い、伝統を守るというルールのもの、私も儀式に参加した。二年ほどかけて連絡をとってきたので、ついに取材の許可が下りたことがうれしかった。・・・
 そんあ集団生活も半ばに差し掛かったころ、私は急に寒気に襲われ、やがて立つこともままならなくなった。一週間、森の外にでてはいけないというのがルールだったで、おばあさんに事情を伝えると、マラリアの簡易テストを持ってきてくれた。検査結果は彼女たちの予想通り陽性だった。病院に連れて行ってほしい、そう伝えたものの、寝起きしていた納屋とは別の小屋に連れて行かれ、外から鍵をかけられた。「儀式中に外に出ると悪魔に襲われ死ぬ」ということらしい。・・・
儀式の終了まであと二日。・・・
逃げるようにして村を出て、一番近くの病院で血液検査を受けたところ、やはりマラリアだった。・・・

・FGMやマラリア治療、それにまつわるあらゆる慣習や伝統は、遠い国の出来事のように聞こえるかもしれない。でも「~するべき」という刷り込みはどこにでも存在する。私たちの社会で似たようなおこtが起きていないか? と考えてしまう。

・性被害を受けたあと、何度も死にたいと思った。死にかけて、生き続け、生かされて、そして多くの「今日が最後の日だと思って生きよう」を繰り返してきた結果、今ここにいる。そうやって、「今を楽しむ」「今を生きる」ことが最近、すこし上手にできるようになったと思う。

・どれほど大声で事実を語っても、閉ざされた扉の中で行われた行為は、結局、その当事者がどのくらい信頼できる人物なのかによって判断され、裁かれる。しかも、その「信頼「」とは人間性に対するものだけではない。社会的ステータス、出身大学、役職、家柄・・・まるで日本にも見えないカースト制度があるかのように。

・結審が終了し、あとは、高裁判決を待つだけとなった。
裁判所の入り口では、囲み取材のために記者の人たちが待っている。外へ出る前に呼吸を整えようとトイレに入り、ドアを閉めてしゃがんだ途端、涙があふれた、声もあふれた。めまいと痺れの渦で、頭と心が居場所を失いぐるぐるとさまよっているあいだ、いま自分が何をどう感じ、質問に答えられるのか、その前に自分の足で立てるか、不安になった。

・彼は言った。
「何か引っかかることがあったら、すぐに聞くべきって教えてくれたのは詩織だよね」
かれは優しい面をもつ人だった。
裁判前後、私が体調を崩すと傍らで看病してくれた。何があったら安心できるかを、いつも考えてくれていた。
 でも、目の前にいるその人は、私を疑っている。理解できそうで、まったできなかった。

・あさみ(いつもバレンタインや誕生日を一緒に祝える友人)いわく「変に正義感強くて、体力のある」私は七年間、走りすぎたのだ。・・・
私が自殺未遂を起こしてしまったときは、「苦しいと思うけど、あさみはこの世界にいるから、わたしのために生きて」って言ってくれた。あさみのためなら生きるしかなかった。
 大切な人のためなら頑張れる。そう、思わせてもらって、私は生かされた。

・私は自分の性被害について、偶然、事故に遭ったのだと考えたかった。・・・
 偶然に見えることも、結局すべては、重ねられた(無意識であれ)選択の上に起こる出来事なのだろうか。
そうかもしれない。ただ、私はその相手も出会あなかったらと願わないことはない。
でもその人に出会わず、この事件が起きていなかったら、いまや私の人生に欠かせなくなった人々とも出会えていなかっただろう。そのことに思いを巡らせると、混乱して心が潰れそうになる。たぶん、このエッセイを書くこともなかったはずだ。

・「生きのびる」から、だた「生きる」に、自分が置かれている環境がはっきりと変わったことがわかった。・・・
 この七年間、私は生きのびることに必死だった。

・時間が癒してくれる。そんな言葉でなだめられるのが嫌で、これまで噛みついてきたけど、時間の中でゆっくりと進んでいくことは確実にあるのだ。・・・
(ここまで生きてきた私に、そしていま、自分の人生を生きている私に喝采を!)

・NHKで2022年2月13日、「声をあげて、そして」というドキュメンタリーが放送された。同世代のディレクターたちが2017年から、何度も社内で企画を跳ね返されながら、時には自費で取材を続けてきて、今年ついに早朝の番組枠で形にすることができたのだ。
 NHKは、これまで私自身に起こった性暴力事件について報道していなかったので、ここまで来られたのは、ディレクターたちの奮闘の賜物だった。

・コンゴ民主共和国の東部ブカヴに病院を設立し、性暴力で傷ついた女性たちの治療に携わってきたムクウェゲ医師は、「レイプは最も安い兵器である」と言っていた。それは、傷つけらえた人の土台だけでなく、その周りや家族も破壊してしまう恐れがあるからなのだと思う。

・当時、私が懇願してもデートレイプドラッグの検査は存在しなかった。今ではその使用が疑われる際、検査を行ない、証拠保全を徹底するよう警察庁から通達が出されている。時代は確実に前進している。

・ジュディス・L・ハーマンの『心的外傷と回復』は迷子だった感情の合流先を示してくれた。

・裸で泳いだその瞬間が、私として生きていると感じた時間だった。

感想

 詩織さんが勇気を出して性被害を訴えました。
そして彼女を支える人がいる社会、それにホッとしました。
それは自分にも問われているように思いました。

山口敬之氏準強姦の逮捕を停止する指示を出す人、それに従う人。
詩織さんを枕営業とネットで言って裁判で負ける人。
そういう人が首相?だったり、刑事局長だったり、国会議員だったりしている日本。
一方、詩織さんを支える肩書のない人。
自分の生き方が問われているのでしょう。

詩織さんはとてもピュア―な真っすぐな方のように思いました。
病気で入院、そして院内学級経験。
そしていろいろなことにチャレンジ。
仕事を広げるために、山口氏に会われたようです。
山口氏のレイプドラッグ?など使わずに、詩織さんに好かれる選択肢もできたのですが、所詮そういう人でなかったのでしょう。
女性の人格を無視しても気にならない方だったようです。

海外に留学したいと親に言ったら、反対しないけど自分のお金で生きなさいと言われ、アルバイトをしたとのこと。

彼から「あったことを正直に言って欲しい」と言われたことがとてもショックだったようです。
話を聞いて真偽を確認したい彼の気持ちが、詩織さんに伝わったのでしょう。
話を聞かなくても、「詩織さんを信じる」ことが出来なかったのでしょう。

世界が敵に回っても、詩織さんを信じることが出来なかったのでしょう。
しかし、知らなかった人が詩織さんを信じて支援された人もいらっしゃいました。

自分を無条件で受入れそして信じてくれる人が一人でもいるのは大きいですね。
ガールフレンドのあさみさんはそのお一人のようです。

いま「日本の国公立大学」で起こっているパワハラ・大量解雇の「異常な実態」 まともな研究が不可能に ”研究する若者の未来を閉す!”

2023-02-23 03:08:28 | 社会

全国の大学では国による統制やトップによる独裁化が進み、弊害としてハラスメントの横行、非常勤教職員の大量解雇などの問題が起きている。背景にある大学政策と、大学崩壊の現状をレポートする。

大学・学生の自由が奪われている現状を紹介した前編『日本の最高学府の「大崩壊」が始まった…京大ほか国公立大で起きている「ヤバすぎる事態」』に引き続き、まずは文科省OBの結城章夫氏が学長を務めている山形大学で、立て続けに起こったトラブルの内情を紹介しよう。
雇用破壊の「最前線」
'16年に設置したリチウムイオン電池の研究開発拠点「山形大学xEV飯豊研究センター」では、センター長による複数の職員に対するパワハラが明らかになった。しかしセンター長への処分は減給約1万円と軽かった。

米沢市に'11年に開所した工学部有機エレクトロニクス研究センターでも、教授によるパワハラが発覚した。国が求めるベンチャー企業の立ち上げに山形大学も参加し、実績を出そうとしていたが、実態はずさんなものだった。同センターの関係者が証言する。

「教授は着任したスタッフにいきなりベンチャーを立ち上げろと指示します。けれども、資金を出すわけではありません。スタッフに個人的に多額の借金をさせた上でベンチャーを立ち上げるように強要するのです」

ある研究員はパワハラ被害に遭いながらベンチャーを設立したにもかかわらず、次年度の雇用を断られたという。

'20年6月には、センター3階の研究室で火災が起きた。山形県警は翌'21年3月に、火災の数日後に自死していた男性スタッフA氏を現住建造物等放火未遂の疑いで容疑者死亡のまま山形地検に書類送検した。本件で大学は公式な説明をしていないが、前出の関係者はパワハラの疑いを指摘する。

「自殺したAさんは多くの仕事を背負わされていた。火災が起きる半年ほど前から苦しんでいる姿を見ていました」

多くのスタッフがパワハラを受けていた実態を、被害者と山形大学職員組合が調査した。一方で、教授らによる国立研究開発法人などから獲得した研究費約3000万円の不正使用が明らかになった。不正への加担を拒否したスタッフもパワハラを受けていた。

山形大学は'22年3月にようやく不正使用を認めた。しかし、パワハラに関しては否定している。

調査に当たった教職員は「山形大学の執行部にはコンプライアンスの意識が欠如している」と憤る。これが天下り学長をいち早く受け入れ、予算の獲得に奔走した大学の実態なのだ。

多発する雇用止め
大学では、雇用破壊も深刻だ。前出の国立大学関係者が打ち明ける。

「'04年以降、運営費交付金が削減された国立大学だけでなく、私立大学も専任教員を減らしており、任期制の教員や非常勤講師の割合が高くなっています。今、その非常勤講師が切り捨てられる事態が進んでいるのです

'13年に労働契約法が改正され、有期雇用労働者が5年以上勤務した場合に無期雇用転換権を得られるようになった。

ただしすべての有期雇用者が5年で無期雇用転換権を得られるわけではない。特定のプロジェクトなどで雇用されている教員や研究者の場合は、無期雇用に転換できるのは10年後とする任期法や科学技術イノベーション活性化法など特例も存在している。

とはいえ、大学の非常勤教職員はこれらの法律で守られるようになるはずだった。だが、実態は真逆だ。転換権を得る5年や10年を迎える前に彼らは次々と雇い止めされているのだ。

'18年に非常勤職員が大量に雇い止めされたのが東北大学だ。試験を受けて合格すれば限定正職員になれるとしたが、1140人の非常勤職員のうち、3割近くは試験を受けられないか不合格となり大学を去った。1人が大学を提訴しているが、一審、二審で敗訴している。その後、限定正職員の解雇も始まっている。

さらに、今年3月末には特例の10年を迎える教職員160人以上が、雇い止めされる見通しだ。

また、大阪大学は非常勤講師の5年での無期転換を認めず、独自のルールで雇用期間は10年を上限としている。東海大学は、非常勤講師は5年ではなく10年を超えなければ無期雇用が認められないと主張。この主張自体法令違反の可能性が高い上、両大学とも3月末に10年直前の多くの講師を雇い止めする方針で、どちらも講師が訴訟を起こしている。

大学の混乱は、教育を受ける学生にも悪影響を及ぼしているのだ。雇用崩壊やトラブルで教育と研究がままならない大学や、教員不足で学生が希望する授業を受けられなかった大学も存在する。
まともな研究が不可能に
現在、政府による大学支配の総仕上げと疑われる事態が進行している。それが冒頭の国立大学関係者が明かした「国際卓越研究大学」の認定だ。

これは国が「稼げる大学」を支援するシステムで、政府が創設した10兆円ファンドの運用益を、認定した5〜7大学に分配する制度だ。
運用益は年間3000億円を見込み、昨年12月から募集が始まっている。ただし、大学運営のモニタリングは内閣総理大臣と財務大臣のほか、閣僚と財界関係者らで構成される内閣府総合科学技術・イノベーション会議が行う。

大学の最高意思決定機関も新たに設置され、大学法人のトップは文部科学大臣が任命する。大学が政財界に完全にグリップされることになるのだ。

「トップクラスの大学が軍事研究や経済安全保障に関係した研究などに誘導される危険性が高まっています。軍事や経済安全保障に少しでも関わる研究は、国際的な学術誌などに研究成果を公開することが制限される恐れもある。民主的な研究は行われなくなり、このままだと大学は崩壊してしまいます」(京都大学大学院の駒込武教授)

ここで触れたトラブルはあくまで氷山の一角だ。国策の失敗を認めることもなく、さらに大学という最高学府を機能不全に導く施策が推し進められようとしている。まさに国家の存亡にかかわる危機なのだ。

この愚行を、今すぐ止めなければならない。
「週刊現代」2023年2月11・18日合併号より
<文・週刊現代(講談社)>

感想
日本をますますダメにしています。
日本の将来の技術のシード研究をせずに、軍事研究など日本の将来への種蒔きをしていません。
科学がわからない首相が続いているので、日本の科学は死に絶えるのではないでしょうか。
この結果は10年後です。
いやもう忍び寄っているのかもしれません。
バカなトップが上に立つと、日本はおかしくなることの実験が始まっています。

韓国は過去10年で年収が3倍。
日本は5%減。
円安で差がまた開いています。

トー横で「咳止め市販薬オーバードーズ」が流行 一度に100錠も…路上で卒倒する少女たちの衝撃動画 ”相談できる相手がいない”

2023-02-22 18:34:34 | 社会

 新宿・歌舞伎町前に集う「トー横キッズ」と呼ばれる少年・少女たちの間で、危険な“遊び”が流行している。咳止め薬を大量摂取する「オーバードーズ」だ。SNS上には、〈今日は30錠〉〈100錠飲んで宇宙に行った〉などの体験を綴る書き込みが溢れている。
 ***
市販薬「メジコン」が流行
「ンー、ウツカロス…、オツカレスマォ、オツカレサマォ…」

 11秒の動画には映るのは、誰かに介抱されながら意味不明なことをつぶやくあどけない黒髪の少女。虚ろな目で一生懸命なにかを喋っているのだが、呂律が回っておらずほとんど聞き取れない。

 16秒の動画も衝撃的である。「ウッ、ウッ、ウッ……」。生足をさらして路上に倒れこむ短パン姿の少女は、両手の拳を握りしめ、引きつけを起こしている。周囲の人間が「大丈夫?」とタオルをかけたり水を飲ませようと介抱しているが、慌てている様子はない。

 これらの動画は、トー横キッズのオーバードーズ動画としてSNS上で拡散されているものである。いま歌舞伎町ではオーバードーズで倒れこむ少年・少女の姿が、日常の光景になっているというのだ。

「どういう理由かわからないのですが、彼らは塩野義製薬から出ている『メジコン』という錠剤の咳止め薬が一番効くと話しています。昨日会った子も、一度に60~80錠を飲むと話していました。ふわふわした気持ちになって、記憶がなくなるというのです。他の風邪薬などと“ブレンド”して飲む子たちもいます」

子供たちに混じって大人たちも
 こう話すのは、トー横キッズたちと交流を続けるYouTuberのヒロ氏である。確かにヒロ氏の言う通り、Twitterでメジコンと検索してみるとOD(オーバードーズ)などの言葉とともに、〈メジコンはやばすぎ まともに歩けない 量へらさな〉〈一回メジコンを経験したら他に戻れない〉などの書き込みが大量に出てくる。

 Twitter上には、トー横前の路上に、オーバードーズに利用した跡のなのだろう、紫色のメジコンの空き箱が10箱くらい散乱している写真も見受けられた。

「最初は20~30錠くらいだそうですが、“もっと飛びたい”と、量を増やしていくようです。100錠くらい一気飲みして、病院に担ぎ込まれるキッズもいます」(ヒロ氏)

 ヒロ氏が見せてくれた動画には、成人男子がオーバードーズしている様子を映したものもあった。警察官二人が見守るなか、路上に倒れこんだ金髪の男性が「おしっこさせてよー」と苦しげに話している。

 ヒロ氏によれば、この男性は、コンビニエンスストアの店員に因縁をつけ、自転車に乗ったまま店内に侵入するなどして業務を妨害した容疑で2月9日に逮捕された人物だという。男はトー横キッズの支援団体『歌舞伎町卍会』の副総長を名乗っていた。

歯止めになっていたハウル
 卍会を巡っては、昨年、総長だったハウルこと小川雅朝・元被告が16歳の家出少女に淫らなことをしたとして逮捕されたのち、収容されていた東京拘置所で突然死したことがニュースとなった。だが、ヒロ氏は「ハウルがいた頃はこんな光景は見受けられなかった」と振り返る。

「確かにハウルは、自分の欲望を満たす目的で少女たちに近づいていた、とんでもない男だった。でも、『クスリは絶対ダメだ』とキッズたちに厳しく言い続けていたんです。オーバードーズにもうるさくて、やっている子を見つけると飛んでいって注意していた。トー横でオーバードーズが流行り出した背景には、ハウルの死も関係していると思います」

 オーバードーズに詳しい精神科医の片田珠美氏はこう語る。

「昔から液体シロップ状の咳止め薬はオーバードーズの対象になってきました。この薬に含まれているリン酸コデインを大量に服用すると、頭がふわっとして酩酊感や多幸感が得られるということで、嫌なことを忘れたいと願う人たちが濫用してきたのです。メジコンには麻薬性物質は含まれておりませんが、中枢性の鎮咳薬であることには変わりがないので大量摂取すると酩酊感や多幸感を得られます。いま精神科医の間で問題となっているのは市販薬や処方薬などの合法ドラッグの濫用です。覚せい剤などの違法ドラッグと違って入手が容易なため、咳止め薬だけでなく、睡眠導入剤や抗不安剤、鎮痛剤などをオーバードーズするケースも増えています」

苦しみや失望から逃れたい
 恐ろしいのは、繰り返し服用することで依存を深めていくことだという。

「依存には『耐性』と『渇望』がつきものです。最初は1箱で気持ちよくなれても、体に耐性、つまり一種の慣れができてきて、2箱、3箱と量が増えていく。やがて渇望症状が出て、毎日欲しくて仕方なくなる。一箱1500円だとしても、毎日なら1カ月で4万5000円もの出費になります。お金に余裕のない若者たちが渇望しだすと、犯罪に手を染めたり、売春に走ったりするケースもある。脳や身体への悪影響も甚大で、大量に摂取すると生命に危険が及ぶ恐れもあります」(同)

 なぜ、彼らは自分を傷つけてまでもオーバードーズに走るのだろうか。

「つらいんでしょう。トー横に集う子供たちのなかには、家庭に居場所がない子が多いと聞きます。街に出てきてからも、売春をさせられたりして大人たちに搾取されてしまう。そうした苦しみや失望から逃れたい、惨めさを忘れたいと、一瞬の気晴らしを求めてオーバードーズに走るのだと思われます」

 トー横に舞い散る無数の空き箱は、少年少女たちから発せられているSOSなのかもしれない。
デイリー新潮編集部

感想
若者が苦しんでいます。
貧困だけでなく、メンタルにも苦しんでいます。
若者が苦しい国に未来は明るくありません。

防衛費に1兆円税金つぎ込んでも、守るべき国民が疲弊してしまっていたら意味がありません。
先ずは若者が頑張れば、それだけの未来が約束されている日本であって欲しいです。

苦しんでいる若者は、政治へのNoも言えないほど、苦しんでいるのかもしれません。

若い世代の死因のトップは自殺です。
Japan is No1をダメにした政治家は誰なのでしょう?
そんな政治家を選んだ国民がバカだと思うのですが。

【速報】「マイナ保険証の対応義務化は違法」医師ら274人が国を提訴 東京地裁 ”国は国民のためでなく、利権のためにやっているようです”

2023-02-22 18:06:48 | 社会
https://news.yahoo.co.jp/articles/4634a6a0f9f4e6bcb27cd21c53b9ff20a70a0c55 2/22(水) 14:33 TBS NEWS DIG Powered by JNN
今年4月以降、マイナンバーカードを保険証として利用するためのシステムの導入を医療機関が義務付けられているのは違法だとして都内の医師ら274人が国に対して、義務がないことの確認を求める訴えを起こしました。 
 政府は、これまでの健康保険証を来年秋にも原則廃止し、マイナンバーカードを保険証として利用する「マイナ保険証」に一本化する予定です。 それに先立ち、厚労省は原則すべての医療機関や薬局に対し、患者がマイナンバーカードを保険証として利用できるようにするため、今年4月以降、顔認証付きカードリーダーや専用ネットワークなどのシステムを導入するよう義務付けています。 
 こうした「マイナ保険証」のシステム導入が義務付けられているのは違法だとして、都内の医師らあわせて274人は義務がないことの確認や、慰謝料などを求める訴えを東京地裁に起こしました。 
 原告側は「システムの導入を急遽進めなければ保険医の資格を取り消される恐れがあり、多大な経済的負担や電子データ漏洩のリスク負担も余儀なくされている」「1割ほどの医療機関が廃業も検討せざるを得ない状況だ」などと主張しています。

感想
マイナナンバーカードを保険証に紐づける価値はあるのでしょうか?
マイナンバーカードは更新手続きが必要です。
そのためにまた税金を使います。
今の保険証でなにか不具合はあるでしょうか?

また、マイナンバーカード読み取りの装置を購入させるとのこと。
機器メーカーが潤うだけです。
医療機関は機器購入費用が増えます。
また手間もかかります。

マイナンバーカードを医療機関に診察で預けると、マイナンバーカードの番号がわかってしまいます。

まさに”百害あって一利なし”ではないでしょうか。
マイナンバーカード登録が進まないので、とうとう保険証として必須のアイテムにマイナンバーカードを強制させているようです。
そこまで下、国が国民を総背番号にしたいのは、管理したいからなのでしょう。
お金のある人は海外に逃げ出してしまうでしょう。
既に逃げ出している人がいますが。

一利はある!
政治家に献金が入るから。
なるほど。

JR宇都宮線で人身事故 線路上を歩いていた男性はねられ死亡 踏切待ちの車が進入を目撃 50~60代か ”JRから費用の請求が”

2023-02-22 15:38:15 | 社会
宇都宮線の踏切で男性はねられる=埼玉県さいたま市見沼区 東大宮駅撮影
 21日午前6時43分ごろ、埼玉県さいたま市見沼区東大宮4丁目の「原市踏切」で、50~60代とみられる男性がJR宇都宮線小金井発熱海行き上り普通列車(15両編成)にはねられ、死亡した。  
 大宮東署によると、男性が線路上を東大宮駅方面に歩いていたところに列車が衝突した。踏切で停車していた車の運転手が、踏切内に進入する男性を目撃しているという。運転士は男性に気付き、ブレーキをかけたが間に合わなかった。同署は、自殺の可能性が高いとみて慎重に調べている。  
 JR東日本によると、この事故で宇都宮線など上下線計5本が運休し、17本に最大1時間25分の遅れが発生。乗客約2万人に影響が出た。 

■厚生労働省は悩みを抱えている人の相談窓口の利用を呼びかけていて、埼玉でも「埼玉いのちの電話」で受け付けています。

感想
 東大宮駅7時10分発の電車に乗ろうと思ったら、「人身事故で止まっている」とアナウンスがありました。
東大宮駅6時45分の電車が東大宮駅の直前の踏切で停車していました。
停車している二両目付近にブルーシートがかぶされていました。
 しばらく待ちましたが、再開見込みは1時間半~2時間とのアナウンスがありました。これではセミナーに遅れてしまい、受講生の方にご迷惑をかけると思い、東武野田線の大和田駅周りに変更しました。バスもタクシーも待っている人が多くて目処が立ちません。歩くと40分ほどかかってしまいます。仕方なく寝ている家内に電話して事情を伝え車で大和田駅まで送ってもらいました。セミナー会場には何とか、50分ほど前に着きました。

 いろいろ苦しいことがあったと思います。でも生きていれば何とかなると思っていただきたかったです。また死ぬほど苦しんでいる人を支える社会であって欲しいと切に願います。

 いのちの電話が案内されていますが、とてもつながりにくいようです。
 フリーダイヤルもありますが、10日は24時間、それ以外は16時~21時半です。
 ナビダイヤルもありますが、お金がかかります。死ぬときにお金は関係ないのかもしれませんが、お金を負担させていることに疑問(いのちの電話もお金の有無でいのちの重さを変えているのか?)を持ちますが、国からの予算も少なくすべてをフリーダイヤルにできないのでしょう。
 相談員はボランティアで交通費も自己負担のようです。
 ネット相談(みんなのネット相談)もいのちの電話(連盟主催ネット相談)で行っているようですが、まだまだ受信件数は少ないようです。受けるネット相談員が少ないからでしょう。



 ある方が、「友だちがJRで飛び込み自殺をしたら、後日JRから約500万円の請求がきた」と話されていました。
 JRにしたらかかった費用の一部でしょう。またケースバイケースで請求金額は違うのでしょう。

 自殺する人は後のことまで考えることが出来ないのかもしれませんが、鉄道自殺すると請求が来るなら、もっとオープンにしてそのことを知らせる活動も必要なのではないでしょうか?
 請求が来ると知らない人は、まさか自分が鉄道自殺したことで、家族が支払いの苦労をするとまでは思っていないと思います。