平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

石田純一さんへの〝制裁〟が始まった。一方、理子夫人、東尾修さんの言葉が泣ける……

2016年07月10日 | 事件・出来事
 都知事選の出馬会見をした石田純一さんに対する〝制裁〟が早くも始まった。
・出演番組は放送見送り。
・出演CMをめぐり、企業からすでに「天文学的な数字」の違約金請求。

 CMの違約金に関して石田純一さんは次のようにコメントしている。
「まだ出馬すると決まってないし、グレーゾーン。
 犯罪をしたわけでもないのに、あるテレビ局がそのCMを流せないと言っているらしく、今後、出馬を取りやめたとしても、その違約金は払わないといけない。
 まさに今、その電話をしていたんです」

 石田さんの言うとおり。
 テレビ局と企業は、芸能人が政治的な意思表示をしただけで、なぜCMの放送を見送り、違約金を求めるのか?
 石田さんとその企業がどのような契約を交わしたかはわからないが、この国の芸能人には言論や被選挙権の行使の自由はないのか?
 CMの審査と言うが、ウソばかり流している自民党のCMはどうなのか?

 要するに石田さんが〝安倍批判〟をしたから、どこかから圧力がかかったのだろう。
 自民党に逆らう者には制裁を科すぞ、と脅している。
 そう言えば、自民党の若手議員は昨年の戦争法案の時、こんなことを言っていたっけ。
●大西英男衆院議員(東京16区)
「マスコミを懲らしめるには、広告料収入がなくなるのが一番。政治家には言えないことで、安倍晋三首相も言えないと思うが、不買運動じゃないが、日本を過つ企業に広告料を支払うなんてとんでもないと、経団連などに働きかけしてほしい」
●井上貴博衆院議員(福岡1区)
「福岡の青年会議所理事長の時、マスコミをたたいたことがある。日本全体でやらなきゃいけないことだが、広告の提供(スポンサー)にならないということが一番(マスコミは)こたえる」

 

 ところで、今回の件に関する東尾理子さんと父・東尾修さんの対応が泣ける……!
 理子さんは話し合いをおこない、「言いたいこと言ったら、すっきりした」と言って、石田さんの決断を応援する姿勢に変化。
 東尾修さんからは、「心配はしている」、「一言一句、発言をたたかれるかもしれない。気をつけて、誠心誠意、言葉を選びなさい」
 何ていい家族なんだ。
 泣ける。
 以前も書きましたが、石田さんの立候補した理由はこれ。
「僕にも0歳と3歳の子どもがいる。彼らに平和で安全な社会を手渡したい。幸せになる権利、快適に暮らす権利を担保してあげたい」
 がんばれ、石田純一! でも無理はしないでね。

 このまま放置しておけば、自由にものを言えない時代が必ずやってくる。
 今回の石田さんの件は、その良い例だ。


※参照サイト
 石田純一「数日で何百万、何千万」出馬表明で違約金(日刊スポーツ)

コメント (4)
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