「朝まで生テレビ」in 沖縄、「日本の安全保障とアジアの平和」を見た。
この番組も25周年だそうだが、田原総一朗さんも老いましたね。
せっかく沖縄に来て、基地問題で苦しんでいる人がいるのに話を聞こうとしない。
パネリストは持論を主張するばかりだし、司会であるべき田原さんも結局は自分の考えの押しつけ。
田原さんが司会者であるのなら、まずスタジオに来ている沖縄の方の意見を吸い上げ、それをパネリストにぶつけるべきだ。
スタジオに来ている沖縄の方はテレビで意見を述べることなどあまりやったことがない方々なのだから、田原さんがフォローして代弁すべきなのだ。
なのにせっかく意見を述べようとしている沖縄の方に「黙れ!」と恫喝したり、スルーしてすぐに別の話題に移ったり。
たとえば、沖縄の方は<なぜ沖縄に海兵隊の基地があることが抑止力になるのか?>を知りたがっているのだ。
その裏にはこんな疑問がある。
・ミサイル戦争の時代なのになぜ局地戦を行う兵力が必要なのか?
・朝鮮半島で有事が会った時は、九州に基地があった方が有効ではないのか?
・そもそも沖縄に基地があるからミサイルで攻撃される。なければ攻撃されないのではないか?
・中国脅威論に怯える人がいるが、そんなことに怯えるよりも経済で密接な関係を築いて共存共栄する方が平和にとって有効なのではないか?
・中国脅威論と言うが、そもそも中国が侵略行為をしてくるのか?
20世紀の帝国主義の時代ならともかく現在は21世紀である。そんなことをしたら国際的な非難を浴びるのは必至。
東海大学の葉千栄教授は「中国の軍部の一部にそういった20世紀型の思考をする人間がいる」と発言したが、中国脅威論の本質とは、こんな所にあるのではないか?
つまり他国の侵略を考えているのは、中国でも一部の人間であり、21世紀の時代、現実には他国が他国を侵略するなんてことはあり得ない。仮にそうなったとしても国際世論が許さない。
こんな疑問に対し、田原総一朗氏を始め、右側のパネリストの方々は何も答えていない。
ただの妄想かもしれない自説を述べるのみ。
司会の田原氏は、なぜ上記の疑問をくみ取り、深め、代弁してパネリストにぶつけないのか?
現在は地方分権の時代である。
沖縄の人が<基地はいらない>と決めたのなら、政治家はその方向でアメリカを説得するなりして動けばいい。
国が自分たちの価値を押しつけて現地の人を苦しめるべきではない。
特に沖縄はその痛みを十分に味わってきたのだから。
われわれは20世紀型の思考を棄てるべきである。
そして、頭が硬くなってきた田原総一朗さん、朝ナマも25周年ということですし、そろそろ新しい思考の出来る方に司会の座を譲った方がいいのではないでしょうか?
※追記
かつては、この番組に大島渚さんや野坂昭如さんがいた。
大島さんは横暴で独断的な意見には「バカ野郎!」と激しく叱った。
野坂さんは「まあまあ、双方の意見を聞いてみようじゃないか」と中立的立場を貫いた。
彼らがいた時はバランスがとれていたのに。
この番組も25周年だそうだが、田原総一朗さんも老いましたね。
せっかく沖縄に来て、基地問題で苦しんでいる人がいるのに話を聞こうとしない。
パネリストは持論を主張するばかりだし、司会であるべき田原さんも結局は自分の考えの押しつけ。
田原さんが司会者であるのなら、まずスタジオに来ている沖縄の方の意見を吸い上げ、それをパネリストにぶつけるべきだ。
スタジオに来ている沖縄の方はテレビで意見を述べることなどあまりやったことがない方々なのだから、田原さんがフォローして代弁すべきなのだ。
なのにせっかく意見を述べようとしている沖縄の方に「黙れ!」と恫喝したり、スルーしてすぐに別の話題に移ったり。
たとえば、沖縄の方は<なぜ沖縄に海兵隊の基地があることが抑止力になるのか?>を知りたがっているのだ。
その裏にはこんな疑問がある。
・ミサイル戦争の時代なのになぜ局地戦を行う兵力が必要なのか?
・朝鮮半島で有事が会った時は、九州に基地があった方が有効ではないのか?
・そもそも沖縄に基地があるからミサイルで攻撃される。なければ攻撃されないのではないか?
・中国脅威論に怯える人がいるが、そんなことに怯えるよりも経済で密接な関係を築いて共存共栄する方が平和にとって有効なのではないか?
・中国脅威論と言うが、そもそも中国が侵略行為をしてくるのか?
20世紀の帝国主義の時代ならともかく現在は21世紀である。そんなことをしたら国際的な非難を浴びるのは必至。
東海大学の葉千栄教授は「中国の軍部の一部にそういった20世紀型の思考をする人間がいる」と発言したが、中国脅威論の本質とは、こんな所にあるのではないか?
つまり他国の侵略を考えているのは、中国でも一部の人間であり、21世紀の時代、現実には他国が他国を侵略するなんてことはあり得ない。仮にそうなったとしても国際世論が許さない。
こんな疑問に対し、田原総一朗氏を始め、右側のパネリストの方々は何も答えていない。
ただの妄想かもしれない自説を述べるのみ。
司会の田原氏は、なぜ上記の疑問をくみ取り、深め、代弁してパネリストにぶつけないのか?
現在は地方分権の時代である。
沖縄の人が<基地はいらない>と決めたのなら、政治家はその方向でアメリカを説得するなりして動けばいい。
国が自分たちの価値を押しつけて現地の人を苦しめるべきではない。
特に沖縄はその痛みを十分に味わってきたのだから。
われわれは20世紀型の思考を棄てるべきである。
そして、頭が硬くなってきた田原総一朗さん、朝ナマも25周年ということですし、そろそろ新しい思考の出来る方に司会の座を譲った方がいいのではないでしょうか?
※追記
かつては、この番組に大島渚さんや野坂昭如さんがいた。
大島さんは横暴で独断的な意見には「バカ野郎!」と激しく叱った。
野坂さんは「まあまあ、双方の意見を聞いてみようじゃないか」と中立的立場を貫いた。
彼らがいた時はバランスがとれていたのに。
コメントありがとうございます。
昨日の朝生、録画をまだ見ていないんですが、おっしゃりたいことはわかります。
番組では少子化問題も扱われたようですが、給料が安くて不安定な非正規社員では、誰も結婚して子供をつくろうとは思いませんよね。
沖縄に関しては、16日の沖縄県知事選がポイントですね。
もし翁長氏が勝利した場合に国はどう対応するのかを見定めていきたいと考えています。
>沖縄への同情とかを期待しているのではない。各地域が不満のないような行政をできるだけ達成するよう希望する。
確かに。
<情>は行動の原動力になる大切なものですが、問題を解決するのは<理性>であり、<話し合い>。
一方で、こう書きながらも、自分はただの言葉遊びをしているんじゃないか、とも。
明日の40周年。
私を含めた日本国民は何を考えるのだろう。
マイルドさんの結論部分に関しては、その真意はわかりませんが、私も結論部分に関するコメントをスルーしてしまったので、ひと言書かせてもらえば、番組で沖縄のジャーナリストの方から<沖縄独立論>みたいな話が出たことへのコメントかもしれませんね。
一方、<沖縄独立論>が口端に上ってしまうほど、
>沖縄の過重負担は我慢ならない
という状況にあることをわれわれは理解しなければなりませんが。
いずれにしても、もう朝ナマのような<右左に分かれての対決議論>は、政治ショーとしては面白いかもしれませんが、もうやめた方がいいですね。
今回のように溝を深めるだけですから。
沖縄の代表として登場しているパネリストも、沖縄県民の代表としてスタジオに来ている一般の方も、けんさんたちのコメントを見る限り、中間の方はおらず、一方に偏りすぎている気もする。
現在は対決ではなく、対話の時代。
確かに橋下市長の言動のように、過激な対決の姿勢はわかりやすくて面白いのですが、現在は対話をして妥協点を見出していくような政治討論番組が必要な気がしています。
コメントありがとうございます。
>率直に感じた一番大きな部分、それは「沖縄に米軍が多く駐留する意味」という部分において、専門家が集う割りに深く突っ込んだ理由を挙げなかった所に不満が残りますし、それが明確にされないゆえ反対派の沖縄県民や視聴者等への理解が深まらない最大の要因になっていると、見終えた後改めて強く感じた次第です。
まさに、今回の議論の欠点はここですよね。
私も<中国脅威論>の部分だけにとらわれて考えていたのですが、ご指摘の他の論点でも語られる必要があった。
日米安保の是非は別の問題として、少なくとも現在の日本はアメリカの世界戦略の中に組み入れられているのが現実なわけで、基地問題はここを抜きして語れないですよね。
ご指摘ありがとうございました。
別の視点で見ることが出来るようになりました。
そして、こんなふうに議論を深めていけば、少しずつ理解し合い、何らかの妥協点が見出せるのかもしれませんね。
「お前の言うその部分はわかった。しかし、沖縄はここがつらいんだ。だから何とかしてくれ」みたいな。
あるいは「アメリカの世界戦略の中に組み込まれているからいけないんだ。別の道を模索すべき」みたいな議論も出て来るかもしれませんし。
「朝ナマ」の<激論><政治バトルショー>という部分は、そろそろ時代に合わなくなってきているのかもしれませんね。
3・11以降、人々は真面目に現実の問題を考えるようになって来ているように思えます。
VTRでようやく番組を見た後、内容についての反応を知りたく検索したところ、
こちらが目に入りましたので立ち寄りました。
率直に感じた一番大きな部分、それは「沖縄に米軍が多く駐留する意味」という部分において、専門家が集う割りに深く突っ込んだ理由を挙げなかった所に不満が残りますし、それが明確にされないゆえ反対派の沖縄県民や視聴者等への理解が深まらない最大の要因になっていると、見終えた後改めて強く感じた次第です。
今回の番組問わず、この類の放送や議論において大半を占める部分としては『日本の防衛』が中心になっていると思います。
我々日本人が主体的に考える根幹部分は、足元の我が国、目の前の主権や財産をどう守るかという考え方が先にたつのは言うまでもありません。
しかし一方で、「日本を守るとはどの部分までを含むのか」という定義が定まっていないor正しく認識されないため、結果的に誤った解釈を生み、防衛推進派・反対派双方共に溝が埋まらず平行線を辿るだけとなっていると常々思いますし、
今回の番組でもやはりそこが欠けているため、反対派の理解力を高めることに失敗している・・そう思えてなりません。
米軍の大半が沖縄に駐留する理由は複合的な要素が絡み合っているわけであり、
単純に言えばその前提にある「日米安保」、現在の様相は何も日本の防衛にだけ特化したものではないということを先ず最初に認識しなければならないと思います。
その点では同時に米国の世界戦略というものを知る必要性があり、とりわけ日本が位置する「アジア」という広い地政学的見地に立って考えなければならないと。
その上で、米国の戦略の中のこの「アジア戦略」を考える時、沖縄が地政学的に極めて有効であることはそれなりに周知されているとは思いますが、それが充分に理解されているかは甚だ疑問が残ります。
その米国の「対アジア戦略」として、
特に冷戦後の戦略の中における懸念材料は、
1.中東アジア
2.中国(台湾問題含む)
3.朝鮮半島問題
4.極東アジア(ロシア)
大きく分けるとこの4つだと思うわけですが、冷戦崩壊後から今日までの間にそれぞれの切迫・重要度合いは微妙に変化してはいるものの、総体的には大きく変化したり懸念が消えたりは残念ながらしていませんよね。
この中の4(極東アジア)を除いた3つの材料は、ソ連の崩壊によって冷戦以前よりもその脅威度がグンと増しているのは一目瞭然ですね。
(正確にはロシアも新たな脅威になって来てますが)
特にその3つを考える時、どれをとっても
地政学的に沖縄の位置する場所は戦略的に非常に有効機能するわけであり、その中でも前方展開する海兵隊にとって、即応性・機動性は絶対不可欠な要素で、かつ戦闘を有利に進めるにあたってはよりそれが生命線ともいえましょう。
グアムやその他の地域に移転せよという意見がありますが、それを全てやると軍事的有効性は一気に下がるとまで言われていますし、台湾紛争時におけるヘリ部隊に纏わる部分等は上の方も仰ってるとおりです。
問題は、この懸念材料を日本国家・国民がどう捉えるか。
中国、とりわけ台湾問題は位置的に台湾海峡を挟んでおり、ここは資源輸入国家である日本にとっての「重要生命線」です。
ひとたびここで紛争が起きれば、毎日10万トンクラスの原油タンカーが一隻程度航行して成り立っているといってもいいこの状態が維持できなくり、「資源を売ってもらい、それで物を作り輸出して成り立っている日本」は機能不全に陥り、それは即ち一般庶民への生活にも大きな影響を及ぼすのは明白です。
加えて昨今は尖閣に見られる領土問題等々、我が国に及ぼす材料が増えて来ているのが対中国の現実でしょう。
また、北朝鮮の問題は今更言うまでもないでしょうし、中東アジアは日本との距離的感覚、独特の宗教観や歴史的背景など今ひとつ我々にはピンと来ないですが、石油関連や昨今の対テロ問題等、決して日本と関連性がない問題とはいえません。
つまり、米国のアジア戦略は日本にとってはどれも関係がないことではなく、民主国家としてその方向性と価値観を共有する日本にとって、微妙な差はあれどどれも国益としては米国と合致しているということです。
更には日米安保、その中の沖縄の重要性は県民や日本国民のみならず、台湾をはじめとする、日本と近い価値観を持つ他のアジア諸国にとっても重要な位置づけになっているということも充分認識すべき事項だと思います。
番組では「日本の防衛」、敵国に侵略された場合ばかりに集中しているような印象を持ちましたが、勿論それも重要ではあるが、もっとこうした多角的な視点を持ってこの問題を捉えないとならないでしょうし、またこれらのことを忘れただひたすらに「本土防衛」のみに絞るがゆえ、『もし貴方の家族が侵入者によって殺害されたら!?』等の初歩的議論から一向に進まないのだと思います。
また、総領事の役職を離れたケビン氏が出ているにもかかわらずその辺まで言及しないのが不満でしたし、仮に今でも立場上そのことにあまり触れられないとしたのならば、森本氏辺りがそこにスポットを当てるなりしないと、折角の沖縄発の番組が意味を成さないと思いましたし、反対派住民らの理解を促す意味でも大変大きな欠落を生んだ気がしてなりませんね。
沖縄住民の皆さんは、目の前にある数々の現実や歴史的背景等の理由で米軍への拒絶感を持つということ、それは十二分に理解は出来ますが、沖縄県民の皆さんは同時に「日本国民」であるということをどこかでお忘れなんじゃないか!?と、今回のスタジオ観覧者の反応を見てつくづく感じましたね。
実際にはあれが県民の総意ではないということも、別な意見等を見るたび思いは抱くものの、依然としてあのような論調が存在することに、また沖縄ローカルのマスメディアにおける資質の問題も改めて露呈した格好となり、その意味では益々本土の国民思考と乖離する結果を、沖縄自身自らが生んでしまったように思えてなりませんね・・。
基本的には同意見です。
要はバランスですよね。
過度の危機感や敵意を持ってはいけないし、過度な平和意識も持ってはいけない。
だから私は悩むんです。
中国の哨戒船が日本の領海に入ったり、ロシアの大統領が北方領土に来たりすれば、???と思う。
しかし、一方でそれらに過度に反応して、先鋭的な行動に出るのはどうかとも思う。
沖縄の基地問題も沖縄の方の叫びを聞けば、心を動かされるものがありますが、一方で安全保障上はどうなんだろうとも考えてしまう。
だから基地を必要だと言っている論者のより深い根拠を聞きたい。
ちっぽけな個人ですが、考え始めると日々葛藤です。
そして、この葛藤している時間って実はあまり心地いいものではないんですよね。
どちらかに結論を出す方がよっぽど精神的に楽。
しかし、バランスを持ち続けるために、葛藤したり悩んだりすることを棄ててはいけない、と考えています。
ご意見ありがとうございます。
以前もコメントで書きましたが、この問題については私、結論が出せないのです。
ただ、たとえば福島の原発事故。
あそこに原発がなければ、福島の方は現在のように苦しまなくて、よかったわけで、それは沖縄の方にも言えるのではないかと。
もし有事となれば基地のある沖縄は真っ先に攻撃されるわけで、原発と基地は同じということが言えるのでは?
つまりそれらがなければ被害は受けないということで。
それから、安全保障については
>冷徹に科学的に検討されるしかないと思います。
ということなので、ぜひ恣意的なものでなく、科学的に検証をしていただきたい。
科学的というのは、ある情報や発言を過大にとらえて結論を出していないか、などの厳しい検証。
けんさんのお立場なら、中国脅威論の反対の意見を空想的ととらえるのではなく、もう一度虚心な形での検証を。
私はね、比率の問題だと思うんですよ。
中国にも<領土拡大を考えている人>もいれば、<平和・国際協調を望んでいる人>もいる。
その比率が時代の空気によって、多くなったり少なくなったりする。
だから、私は<平和・国際協調を望んでいる人>が多くなるように働きかけていきたい。
<敵意>からは<敵意>しか生まれませんから。
そして、個人の感情を否定されましたが、うんざり、傲慢、イライラ、思考停止、悩みといった悩むことこそが大事なのです。
簡単に結論を出すのではなく、大いに悩んでいただきたい。
それからけんさんは沖縄の方ということですが、でしたら基地反対派の方とこういう議論をなさって下さい。
沖縄の方が議論の末、<基地了承>という結論を出されたのなら、何の問題もありません。
この問題について、国家や外部から押しつけるのが一番まずいと思っていますから。
議論して結論を出されることを待っています。
コメントありがとうございます。
>もううんざりなんだ。
確かにおっしゃるとおりですね。
私も別の立場でうんざりなんです。
先のコメントでも書いたとおり、別に<基地問題>のことで頭を悩ませたくない。
沖縄の方が「自分たちはもはや被害者ではない」と言ってくれたら、どんなに気が楽なことか。
でも、一方で、今回の番組に参加された方々のように<基地問題で悩み、戦争中から続く被害者意識に苦しんでいる方>がいる。
私のような部外者が語ることは傲慢なのかもしれませんが、番組で発せられた言葉に対して感じたことを述べたい気持ちもある。
このテーマについては、ここで思考停止してしまうのですが、基地の悩みや被害者意識から解放される日が来るといいですね。
いつまでおれたちは被害者面してればいいんだ?
もううんざりなんだ。
ていねいにお答えいただきありがとうございます。
なるほど、これからの戦争というのは、一部の領土をめぐる紛争ということですね。
具体的なことで言えば、尖閣。
ここで次のようなことを書くと「愛国心がない」「公共心がない」と怒られそうですけど、私は<こういうことに巻き込まれたくない>んですよね。
たとえば石原都知事が「尖閣を買う」と勝手に主張されるのはいいんですが、結果紛争などが起こり、こっちにとばっちりが来るのだけはやめてほしい。
<戦うのなら戦いたい人だけでやってくれ>というのが基本スタンスです。
このスタンスは沖縄で反基地を唱えている人たちも同じだと思います。
何で国家どうしのエゴに自分たちが巻き込まれなくてはいけないんだという。
今回の「朝ナマ」の田原さんを始めとする右側の席の方は、この気持ちをまったく理解しようとしていない。
<国家>と<個人>、どちらを優先すべきかというと私は<個人>を優先します。
>戦争・紛争は何千年も前から行われていますから、今が特別嫌な時代という訳ではありません
とおっしゃいますが、私は<中国脅威論>や<基地問題>に頭を悩ませたりする生活を送りたくないんです。
現実逃避と言われればそれまでですが、私のような考えの人間が多数派であってくれると嬉しいですね。
中国の人もこれが多数派になってくれるといい。
あるいは、ナショナリズムの発散は、オリンピックやワールドカップでやってほしい。
まあ、このテーマに関する私の考えは以上のようなものです。
他国の脅威に対して、軍備増強すべきか否か、と聞かれれば、わからない、結論を出せないというのが本当の所です。
個人の小さな意見ですが、仮に軍備NOと主張して日本が攻められたら責任はとれませんからね。
ただ、国家が極度に個人に介入する空気になった時は意見を言います。
それと原発。
原発だけははっきりNOと言えます。
代わりに領土問題での紛争の可能性はむしろ高まってます
>非中国脅威論を唱える人の言葉も妄信するのではなく、疑っていきたいと考えています。
現在、中国とフィリピンは南沙諸島で3週間にらみ合いを続けています
フィリピンは中国とは軍事力に差がありすぎるので、米国に泣き付いていますが、フィリピンは過去に基地反対運動で米軍基地を追い出した経緯があり、今回米国は南沙諸島問題では基本的に関与しないと言ってます
中国の海洋権益を獲得しようとする外交政策は日本のみならず東南アジア諸国にも摩擦を起こしているのが現実です
もうすでに中国は東アジア諸国にとって脅威になってます
私も言葉ではなく、具体的な事例を持って中国は脅威だと考えてます
「敵の意図ではなく、能力に備えよ」が安全保障の原則だからです
中国の軍事費の異常な伸び(公表されてるのは年7兆円、実質年約12兆円)、空母保有・海軍の大規模な増強などです
特に空母は中国大陸を守るだけなら必ずしも必要ない物です
米国のように本土から離れた場所での軍事行動をするためのものです(それと国威発揚)
>一方で情報が瞬時に世界中を駆け回るインターネットの時代でもありますし、仮に尊略戦争が行われても国際世論が許さないと思いますし。
シリアではアサド大統領による自国民虐殺がインターネットで世界を駆けめぐり、国際世論も非難していますが
アサド大統領の自国民虐殺を止めることはできていません
イスラエルは国連決議を無視し、国際世論も無視して入植地を拡大させてます
ましてや中国は常任理事国の1国であり、世界第2位の経済大国です
その中国を敵に回してまで日中の領土紛争で日本の味方をする国は決して多くないでしょう
>沖縄の方も、朝ナマで見る限り、このことにイラだっているように感じます。
朝生の放送も「妄信するのでは無く、疑っていきたい」姿勢を持った方がいいと思います
たかだか数十人の沖縄県民の意見が沖縄全ての意見ではありませんし、番組というのは製作者の意図の通りに放送されるものです
テレビ朝日の筆頭株主は朝日新聞社で、朝日新聞はどちらかというと反米親中と言われてる新聞です
>いずれにしても、こんなことを論じなければいけない時代って嫌な時代ですね。
戦争・紛争は何千年も前から行われていますから、今が特別嫌な時代という訳ではありません
ご意見ありがとうございます。
いただいた内容は、<中国脅威論>を唱える方が一般的に言われていることですよね。
確かにこうした一面はあるでしょう。
しかし最近、僕はどうも疑ってしまうのです。
その一因には、一連の原発に関するいわゆる権威と言われる人たちの言動です。
彼らの背後は、どうも<原発再稼働>という意図が見え隠れする。
なので、いただいた意見は頭の中に留めておきますし、同時に非中国脅威論を唱える人の言葉も妄信するのではなく、疑っていきたいと考えています。
僕のスタンスはすべてを疑うということです。
というわけで、もしよろしければ、疑いついでに次のことを教えて下さい。
>21世紀になった現在でも、世界で戦争が無くなったわけではありません
むしろ紛争は増えてます
確かに紛争はこれからも続くでしょうが、20世紀型の侵略戦争はないのでは?
アメリカのイラクなどに対する戦争がそうだと言えばそうなのかもしれませんが。
北朝鮮は20世紀型の思考を残しているので、要注意だとは思いますが。
しかし、一方で情報が瞬時に世界中を駆け回るインターネットの時代でもありますし、仮に尊略戦争が行われても国際世論が許さないと思いますし。
いずれにしても、こんなことを論じなければいけない時代って嫌な時代ですね。
沖縄の方も、朝ナマで見る限り、このことにイラだっているように感じます。
戦後60年以上経っているのに、戦争の危機を煽られて基地のある緊張状態にあるわけですから。
これがシビアな現実で、現実をしっかり見ろ、と言われれば、それまでですが。
最近の戦争・紛争(イラクやグルジア等)でも普通に局地戦が行われてます
というか、むしろ国家総力戦より局地戦の可能性の方が高まってます(尖閣諸島)
ミサイルだけで片付くんなら、米国は中東やアフガンに大規模な地上兵力を送りません
>朝鮮半島で有事が会った時は、九州に基地があった方が有効ではないのか?
沖縄に海兵隊が存在する一番の理由は台湾有事です
台湾有事になれば純粋に軍事的に沖縄が重要になります
海兵隊のヘリが空中給油無しで台湾まで到達できますので
>そもそも沖縄に基地があるからミサイルで攻撃される。なければ攻撃されないのではないか?
中国は、基地がなければ攻撃はしない(する必要が無い)かもしれませんが、まず100%近い確率で占領します
軍事的に重要な場所なので、他国に占領される前に占領します
>中国脅威論に怯える人がいるが、そんなことに怯えるよりも経済で密接な関係を築いて共存共栄する方が平和にとって有効なのではないか?
第一次大戦前の欧州でも、「もう欧州は経済的に繋がりが過去に無いくらい深くなったので、戦争は無いだろう」と言われていました
戦前の日本は米国との経済的繋がりは現在よりずっと深かった(米国に石油依存さえしていた)ですが、日本は米国に戦争をしかけました
グルジアはロシア無しには経済は成り立たないですが、ロシアに戦争を仕掛けました(グルジア紛争)
中国は台湾と経済で密接な関係を築こうという政策をしていますが、同時に台湾向けの短距離弾道ミサイルを1000発以上配備し、現在でも増やしています
>中国脅威論と言うが、そもそも中国が侵略行為をしてくるのか?
過去中国は「懲罰」という理由でベトナムに戦争を仕掛けたことがあります
侵略しないという保障はありません
そして中国は空母や外洋艦隊を急ピッチで建造しています
>現在は21世紀である。そんなことをしたら国際的な非難を浴びるのは必至。
尖閣諸島程度の軍事衝突など、世界から見れば大したニュースでもありません
また世界各国が中国と経済的に深い繋がりができてる現在、尖閣程度で中国に経済制裁する国など無いでしょう
>われわれは20世紀型の思考を棄てるべきである。
21世紀になった現在でも、世界で戦争が無くなったわけではありません
むしろ紛争は増えてます