平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

今井絵理子 「なんくるないさぁ」

2011年03月06日 | ドキュメンタリー
 昨日、SPEED・今井絵理子さんのドキュメンタリー番組「なんくるないさぁ」をやっていた。
 今井さんには耳に障害を持つお子さんがいるらしい。
 そこでの言葉。
 「障害は個性」
 まさにそのとおりですね。
 みんながみんな、同じである必要はない。
 人と同じでないことで悩む必要もない。
 たとえば、太っている人は世間の物差しに合わせてダイエットでやせようとするけれど、それで苦しむ必要はない。
 たとえば、タレントの柳原可奈子さんは十分に可愛い。
 彼女はおそらく太っている自分を否定せずに、どうすれば太っている自分が魅力的に見えるかを研究したのであろう。あるいはそれをタレントとしての武器にしようとしたのであろう。

 今井さんはこんなことも言っていた。
 「あせらず、比べず、あきらめず」
 素晴らしい言葉だ。
 この言葉は、子育てをする今井さんご自身に言い聞かせた言葉だろうが、夢を持ってがんばっている人にも当てはまる。
 なかなか思うように実現しない夢。
 他人と比べて、自分が遅れていると焦ってしまう。
 焦りが自己否定に繋がり、それが夢を諦める結果になってしまう。
 そんな悪循環に陥りそうな時、思い出したい言葉だ。

 あとは耳の不自由な子に音楽を伝えるということ。
 今井さんのお子さんはドラムのスティックを叩いてリズムをとっていた。
 ドラムを叩くミュージシャンの真似をしていたのだ。
 なるほど、リズムなら耳が不自由なことは関係ない。
 メロディは難しいかもしれないが、リズムなら体で音楽を楽しめる。
 あるいは震動。
 今井さんは、耳の不自由な子たちにギターを触らせていた。
 弦をつまびいて起こる音楽の震動が手を通して伝わってくるのだ。
 この形でも音楽を楽しむことが出来る。

 今井絵理子さん。
 SPEEDの頃には女の子でしたが、今ではしっかり地に足を降ろしたお母さん、魅力的な女性になりましたね。
 そして彼女が発する言葉はどれも重く深い。




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4 コメント

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すみません、横にそれます (mebumi)
2011-03-06 20:28:38
こんばんは!

このドキュメンタリーを見ていませんが
レビューを読んでいて思い出した映画があります。
ご存知かもしれませんが紹介させて下さい。

「愛は静けさの中に」
ウィリアム・ハートとマーリー・マトリンの共演作品です。
マーリー・マトリンは実際に耳が聴こえないそうですね。(これでアカデミー主演女優賞を受賞しました)

ウィリアム・ハートはお気に入りの俳優ですが
この映画は格別に好きな映画です。
何回も見ましたよ。


今井さんのお言葉
「あせらず、比べず、あきらめず」
本当に素晴らしいと思います。
頭が下がります。

それに比べたら、断然軽い!と思われるでしょうが
私は夜尿症の子供を育てるにあたって
「起こすな 怒るな 焦るな」
の気持ちで接して、良い結果に至りました。
親の気持ちの持ちようで子供の未来は違ってきますよね。
返信する
体験から出た言葉 (コウジ)
2011-03-07 11:49:01
megumiさん

いつもありがとうございます。

「愛は静けさの中に」、ぜひ見てみたいと思います。
主人公は耳の聞こえないヒロインにどう愛を伝えたんでしょうね。

>「起こすな 怒るな 焦るな」

いい言葉ですね。
やはり体験から出た言葉はすべて重い。

僕などは、映像や本から言葉を借りてくることが多いので、実はあまり根っこがないんです。

>親の気持ちの持ちようで子供の未来は違ってきますよね。

確かに。
僕には子供はいないのですが、気持ちの持ちようで自分自身の未来も変わってきますよね。
返信する
ありがとう (megumi)
2011-03-07 13:58:41
コウジさん

ご丁寧なレスをありがとうございます。
嬉しいです♪

>「愛は静けさの中に」、ぜひ見てみたいと思います。
主人公は耳の聞こえないヒロインにどう愛を伝えたんでしょうね。

ネタバレになるので、詳しくは述べませんが
今井絵里子さんのなさったことに近いシーンがありましたよ。
それが、生徒への指導だったか、愛の告白だったかは見てのお楽しみ。
(ウィリアム・ハートは教師役です。)

地味ですが静かな心に染みる映画ですよ。
返信する
教師もの (コウジ)
2011-03-08 11:21:05
megumiさん

コメントありがとうございます。

「愛は静けさの中に」、教師ものと聞いて、ますます見たくなりました。
僕は教師物が好きなんですよね。
江口洋介さんの「スクール!!」もベタですが、結構好きです。

思い出しましたが、R・ドレイファスの「陽のあたる教室」も、耳が不自由な男の子を息子に持つ音楽教師の心あたたまる物語でした。
「愛は静けさの中に」がこれの恋愛バージョンかもしれないとなると、ますます興味深いです。

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