女性の解放である。
きっかけは、四三(中村勘九郎)に頼まれて槍を投げたことだった。
投げてみると、楽しくてワクワクする。
いつしか、四三は村田富江(黒島結菜)たちの〝パパ〟に!(笑)
動機は、西洋人のようなスタイルになることだった。
そのために必要なのはシャンな脚。
きれいな脚になるために走ることを始める。
きれい、可愛いを追求する少女たち。
それは現在も昔も変わらない。
〝槍を投げる〟〝走る〟は人間の原初的な行為でもある。
外観からシャンになることも重要だ。
村田・梶原流テニスウェア。
これが話題となって富江と梶原(北香那)は〝運動界のアイドル〟に!
新聞の取材も受け、喫茶店でお茶を飲んでいれば男子が注目する。
世間は富江たちを〝清々しい〟と評した。
負ける悔しさも知った。
岡山高等女子の人見絹江(菅原小春)にテニスの試合で惨敗。
圧倒的な体格差とパワー。
やはり世界と闘うには強健な肉体が必要なんだね。
勝つ楽しさも知った。
富江は女子陸上大会で、50m、100m、50mの障害で優勝。日本記録も出した。
勝つためには、人前で靴下を脱ぐことも、いとわない。
この女子が〝人前で靴下を脱ぐ行為〟。
当時は衝撃的で破廉恥な行為であったようだが、これが富江が解放されたことの象徴でもある。
ワクワクして、きれいや可愛いを追求して、周囲から注目され、負ける悔しさや勝つ楽しさを知ってしまった富江はもはや昔の自分に戻れない。
枠にはめようとする父親や世間と闘おうとする。
すごい作劇ですね。
OPなどを除いた正味40分の尺の中で、これだけの内容が詰め込まれている。
その根幹には〝解放されていく少女たち〟が描かれているから、単なる情報の羅列ではない。
加速度的に展開していく物語は、サゲも向かって物語を積み重ねていく落語のよう。
同時に、解放されていく富江たちとは対照的なシマ(杉咲花)の姿も描かれる。
シマはすこし早く生まれてしまった女性なのだ。
肉体だけでなく、心が熱く躍動している女性は美しい。
富江たちの心の躍動が物語の躍動と相まって、イキイキとした物語になっている。
※追記
視聴率6.7%で大河史上最低らしいんだけど、竹早編になって俄然、面白くなってきたと思うよ。
こんなふうに思っている人はネットにはたくさんいて、たとえば達増拓也岩手県知事。
ツイッターで
「ツイッターには絶賛、激賞があふれ、この第22回が今までで最高の神回だというツイートも多い一方で、大河ドラマ視聴率の最低更新というニュース。
新しい視点や新しい趣向で、人や社会の真実を浮き彫りにする #いだてん。
まさに、変革は常に少数者から始まる、ということかもしれません」
そのとおり。
〝新しい視点や新しい趣向で、人や社会の真実を浮き彫りにする〟
〝変革は常に少数者から始まる、ということかもしれません〟
という言葉が一番的確だ。
『宇宙戦艦ヤマト』も『ルパン3世』も『ガンダム』も皆、低視聴率から始まった。
これらを濃いマニアが支持して一般に波及する。
『いだてん』はそういう作品だと思う。
きっかけは、四三(中村勘九郎)に頼まれて槍を投げたことだった。
投げてみると、楽しくてワクワクする。
いつしか、四三は村田富江(黒島結菜)たちの〝パパ〟に!(笑)
動機は、西洋人のようなスタイルになることだった。
そのために必要なのはシャンな脚。
きれいな脚になるために走ることを始める。
きれい、可愛いを追求する少女たち。
それは現在も昔も変わらない。
〝槍を投げる〟〝走る〟は人間の原初的な行為でもある。
外観からシャンになることも重要だ。
村田・梶原流テニスウェア。
これが話題となって富江と梶原(北香那)は〝運動界のアイドル〟に!
新聞の取材も受け、喫茶店でお茶を飲んでいれば男子が注目する。
世間は富江たちを〝清々しい〟と評した。
負ける悔しさも知った。
岡山高等女子の人見絹江(菅原小春)にテニスの試合で惨敗。
圧倒的な体格差とパワー。
やはり世界と闘うには強健な肉体が必要なんだね。
勝つ楽しさも知った。
富江は女子陸上大会で、50m、100m、50mの障害で優勝。日本記録も出した。
勝つためには、人前で靴下を脱ぐことも、いとわない。
この女子が〝人前で靴下を脱ぐ行為〟。
当時は衝撃的で破廉恥な行為であったようだが、これが富江が解放されたことの象徴でもある。
ワクワクして、きれいや可愛いを追求して、周囲から注目され、負ける悔しさや勝つ楽しさを知ってしまった富江はもはや昔の自分に戻れない。
枠にはめようとする父親や世間と闘おうとする。
すごい作劇ですね。
OPなどを除いた正味40分の尺の中で、これだけの内容が詰め込まれている。
その根幹には〝解放されていく少女たち〟が描かれているから、単なる情報の羅列ではない。
加速度的に展開していく物語は、サゲも向かって物語を積み重ねていく落語のよう。
同時に、解放されていく富江たちとは対照的なシマ(杉咲花)の姿も描かれる。
シマはすこし早く生まれてしまった女性なのだ。
肉体だけでなく、心が熱く躍動している女性は美しい。
富江たちの心の躍動が物語の躍動と相まって、イキイキとした物語になっている。
※追記
視聴率6.7%で大河史上最低らしいんだけど、竹早編になって俄然、面白くなってきたと思うよ。
こんなふうに思っている人はネットにはたくさんいて、たとえば達増拓也岩手県知事。
ツイッターで
「ツイッターには絶賛、激賞があふれ、この第22回が今までで最高の神回だというツイートも多い一方で、大河ドラマ視聴率の最低更新というニュース。
新しい視点や新しい趣向で、人や社会の真実を浮き彫りにする #いだてん。
まさに、変革は常に少数者から始まる、ということかもしれません」
そのとおり。
〝新しい視点や新しい趣向で、人や社会の真実を浮き彫りにする〟
〝変革は常に少数者から始まる、ということかもしれません〟
という言葉が一番的確だ。
『宇宙戦艦ヤマト』も『ルパン3世』も『ガンダム』も皆、低視聴率から始まった。
これらを濃いマニアが支持して一般に波及する。
『いだてん』はそういう作品だと思う。
いつもありがとうございます。
人見絹江さんはテニスをやっていて、パワーテニスだったんですね。
僕も知りませんでした。
他にも実在のオリンピック選手が出て来て、物語や主人公に絡んで、時代やスポーツと闘っていく。
まさにスポーツを視点にした野心的な大河ドラマですよね。
今回、そのアップとなったシマの顔が最初少し曇り気味だったのは、実は妊娠していたからでした。
ところで、妊娠と知って「でかした」と喜んでハグするのは普通は夫ですよね。
また、赤ん坊を抱いたシマと四三(「その子と同級生になる娘」を産んだスヤは熊本に帰っていて不在)とはまるで夫婦のように見えました。
注目すべきなのは、「でかした」の抱擁劇がスヤの面前で、スヤに祝福される形で展開していたことです。
無論、四三に報告しそびれたシマが「金栗先生、喜んでくれますかね?」と心配してスヤに相談していたという事情はあったでしょう。
しかし、四三とシマとの間に深い絆が存在し、かつそれを「焼き餅」とかが働く「男女の関係」とは別次元のものとしてスヤが認めていることを、このシーンは示しているように思います。
シマの側も、増野氏という「ありえないほどの良き夫」に恵まれていますし。
それぞれに良き配偶者で満たされた四三とシマとの関係は何なのでしょう。
「竹早」の同僚であり、女子体育の世界での同士であり、やはり「憧れ」による一種の師弟関係なのでしょうか。
ともかく、急速にシマの存在感がアップしてきており、人物の陰影も増して、私にとっては魅力的なキャラになってきました。
スヤとシマとの「ダブルヒロイン」の様相を呈してきているように思います。
>いつしか、四三は村田富江たちの〝パパ〟に!(笑)
彼女たちに慕われるとは思っていましたが、まさか〝パパ〟とは!
目下大もての四三先生でしたが、ついに「本物のパパ」と衝突してしまいました。
悶着の種は以前予想したとおり「人前で脚をさらすこと」。
「解放」を求めるため、〝パパ〟先生を守るために立ち上がった少女たち……。
青春ですね。
いつもありがとうございます。
確かにシマと四三の関係って面白いですよね。
師、憧れの人、仲人、同僚。
いろいろな要素が入っています。
『女性解放』の考え方はシマが先を行っていましたが、今回、四三はシマに追いついた様子。
シマにとって四三は自分の出来ないこと(=女子スポーツの開拓)、言えないこと(=富江の父に言った言葉)を実現してくれる存在なんでしょうね。
四三と富江たちの関係も変わっていて、いつのまにか「パパ」(笑)
どういう形で「パパ」になったのかはわかりませんが、この間、いろいろあったんでしょうね。
一方、富江たちが「パパ」と呼ぶことや脚を触ることに心穏やかでないスヤさん(笑)
四三をめぐる女性関係は面白いですね。
孝蔵とおりんの関係は今の所、『破天荒な芸人とその妻』の定番ですが、これもどんどん変わっていくんでしょうね。
それにしても美川君。
街でブロマイド売り!
彼の生き方もブンガク的で面白いですよね。