あきはぎも いろづきぬれば きりぎりす わがねぬごとや よるはかなしき
秋萩も 色づきぬれば きりぎりす わが寝ぬごとや 夜はかなしき
よみ人知らず
秋萩も色づいてきたので、私が寝られずにいるのと同じようにこおろぎも夜が悲しいのだろうか。
「ごと」は「ごとし」の語幹。萩の葉が色づくことに秋の深まりを感じて物悲しく思う心情を、静かな夜に鳴くこおろぎに寄せて詠んでいます。
あきはぎも いろづきぬれば きりぎりす わがねぬごとや よるはかなしき
秋萩も 色づきぬれば きりぎりす わが寝ぬごとや 夜はかなしき
よみ人知らず
秋萩も色づいてきたので、私が寝られずにいるのと同じようにこおろぎも夜が悲しいのだろうか。
「ごと」は「ごとし」の語幹。萩の葉が色づくことに秋の深まりを感じて物悲しく思う心情を、静かな夜に鳴くこおろぎに寄せて詠んでいます。