あきののに ひとまつむしの こゑすなり われかといきて いざとぶらはむ
秋の野に 人まつ虫の 声すなり 我かと行きて いざとぶらはむ
よみ人知らず
秋の野で、人を待つというまつ虫の声がする。私を待っているのかと、声のする方に行って、さあ訪れてみよう。
四首続く「まつ虫」を詠んだ歌の3つ目。まつ虫に例えられているのは、もちろん異性でしょう。いかにも見目麗しいさまを想像させる女性の声にひきよせられる男性の心情というところでしょうか。
あきののに ひとまつむしの こゑすなり われかといきて いざとぶらはむ
秋の野に 人まつ虫の 声すなり 我かと行きて いざとぶらはむ
よみ人知らず
秋の野で、人を待つというまつ虫の声がする。私を待っているのかと、声のする方に行って、さあ訪れてみよう。
四首続く「まつ虫」を詠んだ歌の3つ目。まつ虫に例えられているのは、もちろん異性でしょう。いかにも見目麗しいさまを想像させる女性の声にひきよせられる男性の心情というところでしょうか。