ひぐらしの なきつるなへに ひはくれぬ とおもふはやまの かげにぞありける
ひぐらしの 鳴きつるなへに 日は暮れぬ と思ふは山の 陰にぞありける
よみ人知らず
ひぐらしが鳴いたとともにその名の通り日が暮れたと思ったのは、実は山の陰だった。
「なへ」は「~するとともに」「~するにつれて」の意。第四句冒頭の「と」は、第三句の最後と考えた方が自然なようにも思えますが、第四句とされているようです。意味の上からなのか、あるいは写本の分かち書きがそうなっているということなのでしょうか。
ひぐらしの なきつるなへに ひはくれぬ とおもふはやまの かげにぞありける
ひぐらしの 鳴きつるなへに 日は暮れぬ と思ふは山の 陰にぞありける
よみ人知らず
ひぐらしが鳴いたとともにその名の通り日が暮れたと思ったのは、実は山の陰だった。
「なへ」は「~するとともに」「~するにつれて」の意。第四句冒頭の「と」は、第三句の最後と考えた方が自然なようにも思えますが、第四句とされているようです。意味の上からなのか、あるいは写本の分かち書きがそうなっているということなのでしょうか。