たちとまり みてをわたらむ もみぢばは あめとふるとも みづはまさらじ
立とまり 見てを渡らむ もみぢ葉は 雨と降るとも 水はまさらじ
凡河内躬恒
立ち止まって、紅葉が散るさまを見てから川を渡ろう。雨のように降ったとしても、紅葉の葉で川の水かさが増すことはないのだから。
詞書には、川を渡ろうとする人が紅葉の散る木のもとに馬を控えさせている屏風絵を見て詠んだ歌との趣旨が書かれています。0293 の素性法師の歌と同じく屏風歌ということですね。
たちとまり みてをわたらむ もみぢばは あめとふるとも みづはまさらじ
立とまり 見てを渡らむ もみぢ葉は 雨と降るとも 水はまさらじ
凡河内躬恒
立ち止まって、紅葉が散るさまを見てから川を渡ろう。雨のように降ったとしても、紅葉の葉で川の水かさが増すことはないのだから。
詞書には、川を渡ろうとする人が紅葉の散る木のもとに馬を控えさせている屏風絵を見て詠んだ歌との趣旨が書かれています。0293 の素性法師の歌と同じく屏風歌ということですね。