しものたて つゆのぬきこそ よわからし やまのにしきの おればかつちる
霜のたて 露のぬきこそ 弱からし 山の錦の 織ればかつ散る
藤原関雄
霜の縦糸、露の横糸が弱いかららしい。山の紅葉の錦が織るそばから散っていくのは。
霜や露によって色づくとされる紅葉を、さらに霜の横糸と露の縦糸で織られた錦と見立てた。その山の錦たる紅葉が色づくそばから散ってしまうのは、織りなす横糸縦糸が弱いからなのだろうという、見立ての中での想像。
しものたて つゆのぬきこそ よわからし やまのにしきの おればかつちる
霜のたて 露のぬきこそ 弱からし 山の錦の 織ればかつ散る
藤原関雄
霜の縦糸、露の横糸が弱いかららしい。山の紅葉の錦が織るそばから散っていくのは。
霜や露によって色づくとされる紅葉を、さらに霜の横糸と露の縦糸で織られた錦と見立てた。その山の錦たる紅葉が色づくそばから散ってしまうのは、織りなす横糸縦糸が弱いからなのだろうという、見立ての中での想像。