漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

古今和歌集 0300

2020-08-25 19:09:33 | 古今和歌集

かむなびの やまをすぎゆく あきなれば たつたがはにぞ ぬさはたむくる

神奈備の 山を過ぎゆく 秋なれば 竜田川にぞ ぬさはたむくる

 

清原深養父

 

 神が宿る山を秋が過ぎていく。それなので竜田川に紅葉という幣(ぬさ)が手向けられているのだ。

 紅葉を幣と見立てる歌が三首続きました。美しく色づいた葉も枝から落ちて季節が移ろって行きます。秋歌も残りあと少しですね。

 ここまででちょうど 300 首。よく続けてこられたものと自画自賛中です。(笑)
 引き続きよろしくお付き合いください。 ^^