あきのやま もみぢをぬさと たむくれば すむわれさへぞ たびごごちする
秋の山 紅葉をぬさと たむくれば 住むわれさへぞ 旅心地する
紀貫之
秋の山が、紅葉を幣(ぬさ)として手向けているから、そこに住んでいる私までもが旅に出ているような心地がする。
紅葉を神へのささげ物と見る見立ては一つ前の 0298 と共通。その手向けられた紅葉の美しさが、そこに暮らしている(=旅先ではない)自分にまで旅情を感じさせてくれるという歌。そんな心持にさせてくれる場所で暮らしてみたいものですね。^^
あきのやま もみぢをぬさと たむくれば すむわれさへぞ たびごごちする
秋の山 紅葉をぬさと たむくれば 住むわれさへぞ 旅心地する
紀貫之
秋の山が、紅葉を幣(ぬさ)として手向けているから、そこに住んでいる私までもが旅に出ているような心地がする。
紅葉を神へのささげ物と見る見立ては一つ前の 0298 と共通。その手向けられた紅葉の美しさが、そこに暮らしている(=旅先ではない)自分にまで旅情を感じさせてくれるという歌。そんな心持にさせてくれる場所で暮らしてみたいものですね。^^