関東もようやく梅雨明け。いよいよ夏本番です。「ようやく」なんて言うとそれを待っていたかのようですが、本音を言えばこの歳になると冷夏の方が体が楽でありがたいですけれど・・・(笑)
さて難関だった 28-1 、前の記事で難易度の高い回ほど、重箱の隅をつつくような難問奇問対策ではなく、過去問などの落としてはいけない問題を確実に正解することが大切ということを書きましたが、あらためてそのことを確認してみたいと思います。目検と手集計なので多少の探し漏れなどはあるかもしれませんが、28-1 のすべての問題を分けてみたところ、
A 過去問そのままか、過去問の知識があれば正解できる問題 105点分
B 過去問にはないが、1級四字熟語の知識で正解できる問題 18点分
C それ以外の問題 77点分
という結果になりました。(なお、「過去問」には、「完全征服」「分野別精選演習」収録の問題を含みます。)
つまり、極めて難易度が高かったと思われる今回の問題でも、過去問を徹底的に自分のものとしていればそれだけで 105 点が確保でき、合格(=160点)のためには残り配点 95点のうち 55点(正解率 58%)取れれば良いということになります。さらに過去問だけでなく、私がいつもお勧めしている「1級四字熟語の網羅」までいければ、過去問と合わせて 123点(上記のA+B)。残り 77点中 37点(正解率 48%)で合格です。
要するに漢検1級は、今回のような難易度の高い回であっても過去問を完璧にこなせばその他の問題は6割で、さらに1級四字熟語まで網羅すれば残りは5割の正解率で合格できるということです。難易度の低い(=過去問がらみの問題が多い)回であれば、この「残りの問題で必要な正解率」がさらに下がることは言うまでもありません。そしてもう一つ付け加えるならば、過去問と1級四字熟語を 100% 近く正解できるまでにやりこんでいれば、もうその時点で「残りの問題」の5割はほぼ正答できるだろうと思います。(特にそういう訓練をしていなくても、過去問の読み問題が書き取りで出されてもある程度は書けるでしょうし、辞書を頻繁に引いていれば、直接調べたい箇所だけでなくその周辺にも目が行っているということもあるでしょうから。)
私が 28-1 のどの問題を上記のAやBに分類したかにも関心がおありの方がいらっしゃるかもしれませんので、次の記事でご紹介しますね。
引き続きおつきあいください。
*** 「過去問」について ***
上のようなことを書くと、「過去問は昔のものまで全部揃えなければいけない」という印象を持たれてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。当ブログで何度も書かせていただいていることですが、過去問は直近の4~6年分程度があれば、それ以上古いものは「完全征服」と「分野別精選演習」で十分に補えます。逆にこの2つの問題集は、効率よく合格するためには必携だと思います。
さて難関だった 28-1 、前の記事で難易度の高い回ほど、重箱の隅をつつくような難問奇問対策ではなく、過去問などの落としてはいけない問題を確実に正解することが大切ということを書きましたが、あらためてそのことを確認してみたいと思います。目検と手集計なので多少の探し漏れなどはあるかもしれませんが、28-1 のすべての問題を分けてみたところ、
A 過去問そのままか、過去問の知識があれば正解できる問題 105点分
B 過去問にはないが、1級四字熟語の知識で正解できる問題 18点分
C それ以外の問題 77点分
という結果になりました。(なお、「過去問」には、「完全征服」「分野別精選演習」収録の問題を含みます。)
つまり、極めて難易度が高かったと思われる今回の問題でも、過去問を徹底的に自分のものとしていればそれだけで 105 点が確保でき、合格(=160点)のためには残り配点 95点のうち 55点(正解率 58%)取れれば良いということになります。さらに過去問だけでなく、私がいつもお勧めしている「1級四字熟語の網羅」までいければ、過去問と合わせて 123点(上記のA+B)。残り 77点中 37点(正解率 48%)で合格です。
要するに漢検1級は、今回のような難易度の高い回であっても過去問を完璧にこなせばその他の問題は6割で、さらに1級四字熟語まで網羅すれば残りは5割の正解率で合格できるということです。難易度の低い(=過去問がらみの問題が多い)回であれば、この「残りの問題で必要な正解率」がさらに下がることは言うまでもありません。そしてもう一つ付け加えるならば、過去問と1級四字熟語を 100% 近く正解できるまでにやりこんでいれば、もうその時点で「残りの問題」の5割はほぼ正答できるだろうと思います。(特にそういう訓練をしていなくても、過去問の読み問題が書き取りで出されてもある程度は書けるでしょうし、辞書を頻繁に引いていれば、直接調べたい箇所だけでなくその周辺にも目が行っているということもあるでしょうから。)
私が 28-1 のどの問題を上記のAやBに分類したかにも関心がおありの方がいらっしゃるかもしれませんので、次の記事でご紹介しますね。
引き続きおつきあいください。
*** 「過去問」について ***
上のようなことを書くと、「過去問は昔のものまで全部揃えなければいけない」という印象を持たれてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。当ブログで何度も書かせていただいていることですが、過去問は直近の4~6年分程度があれば、それ以上古いものは「完全征服」と「分野別精選演習」で十分に補えます。逆にこの2つの問題集は、効率よく合格するためには必携だと思います。