漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

貫之集 229

2023-12-01 06:17:00 | 貫之集

女どもの時鳥待つところ

なぐさめて ひとりだにねむ つきかげに やまほととぎす なきてゆかなむ

なぐさめて ひとりだに寝む 月影に 山時鳥 鳴きて行かなむ

 

女たちが時鳥をまっているところ

ひとり寝でも良いから時鳥の声に心を慰めて寝よう。山時鳥よ、月に光の中で鳴きながら行ってほしい。

 

 時鳥の声が聞こえてくるの待っている女性を詠んだ歌ですが、実際心待ちにしているのは愛しい異性の来訪なのでしょう。

 今日から12月。月日の経つのは本当に早いですね。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。