漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

貫之集 227

2023-11-29 05:28:43 | 貫之集

菖蒲とれるところ、またかざせるもあり

あやめぐさ ねながきとれば さはみづの ふかきこころは しりぬべらなり

あやめ草 根長きとれば 沢水の 深き心は 知りぬべらなり

 

菖蒲をとったところ、また髪に挿している者もあり

根の長いあやめ草を取ると、それが生えていた沢の水の深い風情がよくわかるであろう。

 

 同じ「菖蒲」という漢字を書く「あやめ」と「しょうぶ」が違う植物だということを10年近く前にこのブログで記事にしましたが、今回改めて Weblio古語辞典 で検索してみたところ

あやめ 【菖蒲】
名詞
草の名。しょうぶ。

しゃう-ぶ 【菖蒲】
名詞
水辺に群生する草の名。あやめ草。

とあり、なんだか良くわからなくなってきました。^^;;;

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。