菖蒲とれるところ、またかざせるもあり
あやめぐさ ねながきとれば さはみづの ふかきこころは しりぬべらなり
あやめ草 根長きとれば 沢水の 深き心は 知りぬべらなり
菖蒲をとったところ、また髪に挿している者もあり
根の長いあやめ草を取ると、それが生えていた沢の水の深い風情がよくわかるであろう。
同じ「菖蒲」という漢字を書く「あやめ」と「しょうぶ」が違う植物だということを10年近く前にこのブログで記事にしましたが、今回改めて Weblio古語辞典 で検索してみたところ
あやめ 【菖蒲】
名詞
草の名。しょうぶ。
しゃう-ぶ 【菖蒲】
名詞
水辺に群生する草の名。あやめ草。
とあり、なんだか良くわからなくなってきました。^^;;;