みさぶらひ みかさとまうせ みやぎのの このしたつゆは あめにまされり
みさぶらひ 御笠と申せ 宮城野の 木の下露は 雨にまされり
よみ人知らず
お供の方よ、ご主人に「お笠をどうぞ」とお勧めなさい。宮城野の木の下露は、雨よりも濡れますから。
「みさぶらひ」は「み(尊敬の意の接頭語)」+「さぶらひ(従者)」。「木の下露」は、気の枝葉から滴り落ちる露の意で、宮城野は萩と露が著名な歌枕です。第Ⅰ句~三句冒頭の「み」の反復が心地よいリズムを生んでいますね。
みさぶらひ みかさとまうせ みやぎのの このしたつゆは あめにまされり
みさぶらひ 御笠と申せ 宮城野の 木の下露は 雨にまされり
よみ人知らず
お供の方よ、ご主人に「お笠をどうぞ」とお勧めなさい。宮城野の木の下露は、雨よりも濡れますから。
「みさぶらひ」は「み(尊敬の意の接頭語)」+「さぶらひ(従者)」。「木の下露」は、気の枝葉から滴り落ちる露の意で、宮城野は萩と露が著名な歌枕です。第Ⅰ句~三句冒頭の「み」の反復が心地よいリズムを生んでいますね。