星に願いを

5年間続けた海外生活から帰ってきて、5年がたちました。趣味の自転車(アウトドア)、読書(インドア)を綴っていきます。

MIDO

2006年09月29日 08時33分07秒 | 出来事
自動巻き腕時計は、身に付けて腕を動かすことによって時計の中の振り子が動いて時計のねじが巻かれるしくみの腕時計である。
あくまで機械式の腕時計で、中には振り子の微妙な重みを使って時刻を刻んでいる。
だから、住んでいる高度で時計の進み方が変わってくるのだそうだ。極端なことを言うと腕の位置で時計の進み方が変わるのだそうだ。例えば、いつも腕を頭の上に上げている人はそれだけ時計の進み方が違ってくる。
確かに、一ヶ月で2,3分の時刻のずれが起こっているし、日本に出張に行ったときには、日本に着いた時には腕時計の時刻が3分ほど遅れていたと思った。

そんな腕時計を日本に行くときにも身につけていて、出張先で、実験をすることになった。
6月の末のことだった。
腕時計をつけたまま、実験を始めて、はずみで大型の計測器に腕時計をぶつけてしまった。
そのはずみで、ベルトと時計を繋いでいるピンが壊れて、時計が落ちてしまった。

ピンが完全に壊れてしまったみたいで、元に戻せなくなったので、ドイツに戻ってから、今度は僕の時計を修理に出した。
ピンが特殊なものらしく、メーカに修理を出すので、戻ってくるのに、4~6週間かかると言われた。

それが、7月の中旬のことだった。

そして先週末、6週間が経ったので、腕時計を返して貰いに行って来た。
今では、僕の腕にまた治まっている。

今流行の電波時計よりも正確ではないし、クウォーツ時計よりも軽くはないけれど、
最近では、腕にしっくり来ていて、あまり派手ではなく地味すぎもしなくて、年齢に相応の腕時計だと感じている。
身につけていればいるほど、ますます気に入ってくる。