思いがけない電話

定時後に、先輩から電話が掛かってきた。
去年まで、ここでいっしょに仕事をしていた先輩からだった。
その先輩は、ＧＷなのにも関わらず、欧州の別のところに出張に来ています。

一通り、仕事の話をした後で、
「仕事の調子はどう？頑張ってる？」
「はい。元気にやっていますよ。今月は少し落ち着いてるかなぁ？」
「そう。だったらいいけれど。
日本に戻ってきてから、ですとらが大変にしている。
と、部長が言っていて、心配していたよ。」

そっかぁ。
だから、先週末、室長が海外出張の帰りにわざわざドイツに立ち寄ったんだ。
部長が心配して、見てくるように室長に指示を出したんだなぁ。

しかし。。
外から見ると、そんなにアップアップな状態に見えるのだろうか？
何事も無いように、普通に振舞っているつもりだった。

正直なところ、ホントにまだまだ余裕があるのだけれど。。
「あの部長、僕の忙しいそぶりにうまく騙されているなぁ。」
と、思ってしまった。

けれど、素直に心配してくれてありがとうと思う気持ちもありました。
見ていないようで、何気なく見ていてくれてるんだなぁ、と思いました。


結局のところ、忙しい状況に気がついていない自分の方が、
自分自身に騙されているだけなのかも知れません。

それでも、今の状況は自分が好きで選んだ道なので、へこたれる訳には行きません。