星に願いを

5年間続けた海外生活から帰ってきて、5年がたちました。趣味の自転車(アウトドア)、読書(インドア)を綴っていきます。

アムステルダム

2007年05月05日 23時52分31秒 | 出来事
5月4日(金曜)から、2泊3日でアムステルダムへ行って来ました。
アムステルダムは、オランダの首都。
オランダといえば、チューリップと風車の風景。

チューリップを見に、随分前から、この機会に行ってみる事を計画していました。

しかし。。
今年は、暖冬で、春も例年よりも短く、チューリップの時期は過ぎていたようでした。

今さら、キャンセルするわけには行かないので、
金曜日はアムステルダムへの移動日として、土曜にアムステルダム市内観光、
日曜日にキューケンホフと言う、チューリップ畑の植物園とミッフィーで
有名なディック=ブルーナの博物館へ行って来ました。

アムステルダムは、新しい建物が多く、とても近代的な都市でした。
ロンドンにしても、ブリュッセルにしても、近代的な建物の中に
古い街並みが残されているのですが、アムステルダムは、新しい建物しか
目に付きませんでした。
そういう意味では、日本の都市ととても似通っていました。

また、大運河で海を堰き止めて湖にして、その干潟で作られた街なので、
あちこちに運河がありました。

まずは、運河めぐりをしました。


その後、トラムに乗って、アンネ=フランクの家に行って来ました。
これは、ナチス=ドイツの目を逃れるために、2年以上隠れ家として、
住んでいた家をそのままの形で保存し、博物館として残しているものでした。



上の娘が3年生になり、アンネの日記を読み始めたところだったので、
衝撃的だったようです。

これから、少しずつ、戦争の悲惨さを勉強していくことになるのでしょう。

ドイツの素晴らしいところは、ナチス=ドイツの行ったことをすべて
公にし、それを反省として、心に刻んでいることです。
ドイツのテレビチャンネルの一つで、深夜になるといつもナチスの
ことが流れるチャンネルがあります。

日本は、被爆した唯一の国として、原爆の悲惨さを伝えることばかりだけれど、
隣の国の、韓国、朝鮮、中国などの国に何をしてきたのか、一切教えられて来なかった。

事実がどうなのかを知ることも大切だけれど、その国々の人たちがどう思っているのか、
知ることも大切なのではないだろうか?

原爆に対しても、
戦勝国のアメリカでは、
「原爆投下により、日本の降伏が早まり、犠牲が最小限に抑えることが出来た。」
と、教えている。
日本の受け取り方と明らかに異なる。

きっと、ドイツが、ポーランド、オランダ、ベルギー、フランスを降伏させた時のように、日本が、韓国、朝鮮、フィリピン、中国を降伏させたときの受け取り方は異なっているのではないだろうか?

そういうことを理解しないうちには、真の交流は出来ないと思う。

アンネ=フランクの家を見ながら、そんなことを考えさせられた。