Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

フィリップス・コレクション展 (三菱一号館美術館)

2018年12月04日 | 美術・芸術

美術の教科書や画集に載っている絵には収蔵先が書いてあるが、頻繁に出てくる美術館やコレクションは決まっているので、色々見ているうちに何とはなしに頭に入ってくる。

フィリップス・コレクションもそのひとつだが、それがいま大挙して三菱一号館美術館にやって来ている。

深く暗い黒のドーミエ、珍しく厚塗りのコンスタブル、まるで生身の置物のようなスペイン舞踊団を描いたマネ、静物と風景画1点ずつだが存在感抜群のセザンヌ、麗しき愛人ドラ・マールを描いたピカソ、他にもココシュカやニコラ・ド・スタール等々、どれもこれも見ごたえ十分。

個人的なイチ押しはドガのこの油彩。まるでモノクロ写真のような淡い色遣いで切り取られたその一瞬。


(エドガー・ドガ「リハーサル室での踊りの稽古」1870-72年)

会期は2月11日まで(巡回はなく東京のみの開催)。

フィリップス・コレクション展
2018年10月17日~2019年2月11日
三菱一号館美術館

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2 コメント

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イイーナー (文泉)
2018-12-05 23:39:18
魚花師匠

フィリップス・コレクション展
いいーなー
巡回はなさそうです。
コンスタンブル、ピカソ、マネ等等の
作品が展示されている。
イイーナー、イイーナー^

文泉
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文泉堂師匠 (魚花)
2018-12-06 20:55:48
主力級バッターのオンパレードというか、
オールスター戦並みの展示で、圧巻です。

財力にモノを言わせて買い漁ったというのではなく、
ちゃんと見て、残すべきものを選んでいるというか。

勿論それは財力があったからこそなのでしょうが、
こうしてそのコレクションを見られる幸せを満喫しました。
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