Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

手打ち鋏

2007年02月22日 | ロッドビルド
以前から欲しかった道具を手に入れました。

スレッドを切る時に使う鋏で、安来鋼(やすきはがね)の青紙、手打ちの職人技が光る逸品です。調子に乗って銘まで入れて頂きました。



ガイドラップの後、抜き輪を使ってスレッドの端を引き抜きますが、その処理については先日皆さんに色々教えて頂きました(*)。それはそれで試してみようと思っているのですが、一方でヘンコツというか保守的というか、自分のやり方で綺麗にスレッドを切るには刃物を替えるしかない!と思い込んでおりまして、そのために誂えましたのがこの手打ち鋏です。

まぁこんな風に申しましても、分かる人には分かる、通じない人には通じない(うちの家人とかはその典型)、道具道楽の哀しさとでも申しましょうか・・・。

それはともかくこの鋏、しっくりと手に馴染む曲線、鈍くも華やかな刃物特有の輝き、スレッドが逃げない切れ味、間違いなく一生モノです。良い道具を手にする喜びは、モノを作る喜びにも増して素晴らしいものですね。

コメント (15)    この記事についてブログを書く
« コーティング後 | トップ | 継ぎ目部分 »

15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
シブいですねぇ (とらっきぃ)
2007-02-22 23:21:30
 職人技、光ってます。
良い道具って、工作心をくすぐられますね~。
返信する
おおっ (魚花)
2007-02-22 23:47:35
ここにも良さを分かってくれる人が・・・
久しぶりに道具を手にして感動しました。
返信する
青鉄色だ! (洗心)
2007-02-23 07:33:51
質の良い鉄って青く光るんですよね!
ホントに美しい色ですよ
銘まで入れちゃって(笑)
良いなぁ・・・
羨ましいなぁ・・・
返信する
和鋏 (しーまん)
2007-02-23 07:51:30
和鋏とは渋いですね~。道具への拘りは解かりますよ。特に鋏はビルディングには、良いものが欠かせませんよね。粗悪な鋏を使ったら、スレッド端が毛羽立ちますからね。因みに私はフライタイイング用のシザーを使ってます。メンテナンスはご自分で出来る(砥ぎ)んですか?
返信する
カコイイ!! (ろどらん)
2007-02-23 16:31:06
刃物大好きw
気持ちよく使える道具に巡り会って良かったですね~。
返信する
まさに (魚花)
2007-02-23 18:09:54
>洗心さん
鈍い青というか、青みがかった銀色というか、
何とも妖しい光沢です。羨ましがらせてスンマセン
返信する
それが問題 (魚花)
2007-02-23 18:13:28
>しーまんさん
私、包丁は研ぐんですが、鋏は研いだことないのです。
この鋏は刃が分離しないので、どうやって研ぐんだか皆目分かりません。
買ったところに送れば研いでくれるので、とりあずそうしようかと・・・
返信する
どもどもー (魚花)
2007-02-23 18:15:51
>ろどさん
刃物、イイですよね。何だか男の道具って感じ。
妖しい輝きに引き込まれます。
暇さえあれば台所の包丁研いでます。
返信する
砥ぎ方 (しーまん)
2007-02-23 19:04:57
やっぱし...!でしようね、普通。
この手の和鋏は、いっぱいに挟んだ状態でホールドしたら刃が反対側から出ます。そしたら包丁やナイフのように砥げますよ。しかし、自信が無ければ買ったところに頼んだほうが懸命でしょうね。...でも、切れ味を重んじるなら、チャレンジしてセルフホーニングするべきでしょうね。
返信する
なるほど (魚花)
2007-02-23 20:38:24
そうやって研ぐのですね、知りませんでした。

私の場合、使う頻度もたかが知れていますし、

ダメにしたら元も子もないので、使いながら

様子をみようと思います。
返信する

コメントを投稿