丸の内の出光美術館で「古唐津-大いなるやきものの時代」と題して古唐津の収蔵品が大量に公開されている。
その数、実に178点。私は唐津焼というと鉄絵の素朴な印象しかなかったのだが、今回はとりわけ奥高麗の「枇杷(びわ)色」や「朽葉(くちば)色」と呼ばれる茶器に目を奪われた。
他にも、同時代の志野や織部の造形や文様を取り入れたものや、豪壮な大皿から可愛らしいぐい呑みまで多種多様。展示の最後は初代館長の出光佐三ゆかりの丸十文が締めくくる。
(絵唐津橋文桃形向付 桃山時代 出光美術館蔵)
(奥高麗茶碗 銘 秋夜 桃山時代 出光美術館蔵)
(奥高麗茶碗 銘 さざれ石 桃山時代 出光美術館蔵)
(絵唐津丸十文茶碗 桃山時代 出光美術館蔵)
古唐津-大いなるやきものの時代
2017年2月11日~3月26日
出光美術館
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます