自作スピーカーのエンクロージャー、完成。
故長岡先生の御作にはユニットを取りつけるまで1ヶ月(最低でも3日)は待てとあるが、どうしても休み中に組み上げたかった。
2系統ある真空管アンプのライン入力の1本はSACD(ブリュッヘン+18世紀オーケストラ)、もう1本はアナログプレーヤー(イッセルシュテット+ウィーンフィル)で早速試す。
以下は全くの素人の備忘録。
実はこの1ヶ月、即席のリール箱スピーカーで聴くにつけ、アンプのボリュームを上げられないことが気になっていた。具体的には、7時の位置からボリュームを上げて、8時の手前まで来ると音が割れ出し、音が響くというよりも単に粗い音の塊になってしまう。
ところが今回エンクロージャーにセットして鳴らしてみると、ボリュームを9時の位置まで上げても音は割れず、しかも音の塊ではなく音の周りに豊かな雰囲気・空気感が感じられる。音が空気を伴って響くということが改めて勉強になった次第。
もう1点。アナログプレーヤーのカートリッジはOrtofonのMM (2M Bronze) だが、これまでどうも音がくぐもった感が抜けず、次は王道のMC+昇圧トランスを試す他ないと思っていた。ところが今日このスピーカーで鳴らしてみると、これまでとはまるで別物のように音がすっきり広がる。チェンバロは高いところで鳴り、チェロは腹の据わったmellowな響き。
唯一気になるのはスピーカーの接地面で、これは明日届く予定のインシュレーターで少し調整するつもり。
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