この日曜日、組みかけの竹竿のガイドを仮留めして、実釣に使ってみました。
わざわざカテゴリーを「釣行記」にせず「ロッドビルド」にしたのは、今回はほとんど写真を撮らなかったことと、それからカワハギもほとんど釣れなかったからですが、何か・・・ (なので、上の写真以外は、同行のY先輩に撮って頂いたものを拝借しました。)
それで、今回かな~り気合を入れて削ったクジラ穂先ですが、結論から言うと(こんな真似ごと程度にやったところで当然と言えば当然ですが)何だか「これだ!」と掴めた気がしません。
下の写真をご覧頂くと分かりますが、マスキングテープ(3Mの黄色いやつ)で留めたガイドはすぐにズレて曲がってしまうので、結局この時のチビカワハギと、この日一番の引きだったキューセン(ベラ)を上げたところでテストは終わりにしました。左の写真は、分かりにくいですが左手でカワハギを持ってハリを外そうとしているところですが、何てったてこのサイズ(右の写真)。
このカワハギよりもキューセンの方が格段に良い引きをしたのですが、結局2枚釣ってみて感じたのは、今回初めて使ってみたクジラ穂先をどう活かせば良いのか、自分には全く見当がついていない、ということ。
これまではグラスやグラファイトのブランクにしろ竹竿の半製品にしろ、ブランク全体や穂先のテーパーに自分で手を加えることはありませんでした。しかし今回、張り合わせのクジラのヒゲを見よう見まねで削ってみた結論としては、上に書いた「見当がつかない」、これに尽きます。
この穂先部分は、削った後にスレッドを巻きその上からエポキシでコーティングしています。コーティングとスレッドを剥がして削り直すのは簡単ですし、すぐにでもそうしたい気持ちがある一方で、たとえそうしたところで自分のイメージした通りに再度削ることが出来るのか?その方法を知っているのか?・・・そんな疑念が後を絶ちません。この理由は明確。知らないから、勉強が足りないから、です。
一方で、これまでの手持ちの竿にはない超先調子になっているのは確かで、クジラ穂先の柔らかい先端と、しなやかでパワーのある中ほど~根元に掛けての釣り味は、これはこれで捨てがたいものがあります。なので、このままの状態で一度ガイドを固定して、それで再度使ってみてから、再度バラすかどうかを判断してもよいかな、とも思っています。
ということで、クジラ穂先についてはまだまだ課題が多いのですが、一方で鮫革(エイ革)を貼った握り(手元)は抜群で、リールシートをスレッドで固定した部分との段差も全く気になりませんでした。ここは次からも外せそうにありません。
何だか迷いの多い文章で恐縮ですが、今後どうするか、少し落ち着いて考えて見たいと思います。とりあえず、現時点での等身大ということで・・・
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