Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

A. A. フェア/Cats Prowl at Night

2017年07月25日 | 

E. S. ガードナー(A. A. フェア)の Cats Prowl at Night(1943年)読了(邦題『猫は夜中に散歩する』)。

Cool & Lam シリーズの第8作。今回もラム君は不在、但し前作と違って手紙での登場もなく、バーサ・クール女史が一人で奮闘する。

このバーサ女史。恐らく探偵としてはあまり器用ではないのだろう、尾行を頼まれたらまんまと巻かれ、証拠の品をくすねたり遺留品をこっそり触ってはセラーズ刑事に叱られる。そうしてどんどんヤバイ状況に陥り、まさに絶体絶命。それでも持ち前の観察眼と肝っ玉で、ついには難局を突破する。

冷静沈着でミスをしないラム君も爽快だが、バーサ女史の人間味溢れるドタバタ劇も面白い。前作から続けて登場のセラーズ刑事は、これから常連になるのかな・・・

A. A. Fair, a.k.a. E. S. Gardner,
Cats Prowl at Night
(Kindle)

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2 コメント

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残念ながら (文泉)
2017-07-29 23:39:32
魚花師匠

読んだ記憶が残念ながら残っていませんでした。
多分 20歳程度の能力でおばあちゃん女史を
対象外としたように思われたようだったのでは
ないでしょうか

文泉拝
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文泉堂師匠 (魚花)
2017-07-30 11:11:24
ラム君がやっていることは、たいていいつも正しいというか
適切なことなのだろうなぁと安心して見てられるのですが、
バーサ女史がやっていることは「大丈夫かぁ?」と思うことばかり。

事実そうしてヤバイ方向にばかり向かっていくのですが、
そこはセラーズ刑事がいい役どころになっていて、
うまく収まるように出来ています。
これはこれでなかなか面白かったですよ。
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