Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

ひばりこーひー

2009年08月18日 | お酒・飲み物

先月新しくオープンしたばかりの、自家焙煎の珈琲豆屋さんです。

珍しいのは、販売している珈琲を試飲させてくれるところ。先日初めて訪れた際も、どの豆を買おうか思案している横でさっとカップに2種、試飲用の珈琲を少量入れて下さいました。

豆は店主のこだわりが凝縮されたスペシャルティコーヒーで、真っ赤に完熟したコーヒーの実だけを選んだもの。2種類に共通しているのは、味にえぐみがなく、飲み口がすっきりしていること。けれど、後味が短く終わってしまうのでなく、苦味の中に甘みが残ります。

私がこれまで試したのはこの2種。家でいつもと同じ淹れ方で飲んでみると、改めて味の違いがよく分かります。

グァテマラ プルカル農園


ケニア ムタロ農園 


特徴的なのはケニアで、豆を挽く前にキャニスターを開けた瞬間から、草のような果物のような芳香を感じます。飲んだあと口も、少し酸味が残るような味わいで、独特の甘味が舌の上であとを引きます。

これに比べるとグァテマラの方は、おさまるところにストンとおさまったというか、苦味と甘みのバランスが取れた、どちらかというと男性的な味わい。個人的にはこちらの方が好みですが、恐らくここの好き嫌いは人によって分かれるでしょう。

この週末が2度目の訪問でしたが、気に入ったグァテマラの他にもう1種類、買ってきました。

エルサルバドル マリナボスケ農園


店頭で試飲した感じでは、どちらかというとグァテマラに近い気がしましたが、まだ家では淹れていないので、これから味わうのが楽しみです。

お店も新しくて綺麗ですし、豆も一袋(250g)ずつジッパー付きの袋に入れて売られています。勿論、鮮度が良いのは言うまでもなく、ドリップしているとまるで別の生き物のように豆が膨らみます。

ともかく、冒頭で言った試飲のシステムを含め、店主の「美味しい珈琲を味わって貰いたい」という気概が伝わってくるお店です。この週末訪れた際はちょうど焙煎の途中でカッピングをしておられるところでしたが、その真剣な横顔が印象的でした。今後の展開がとても楽しみです。

ひばりこーひー
西東京市谷戸町3-26-4
042-425-7301

コメント    この記事についてブログを書く
« 塗装終了 | トップ | モントゥーの「春の祭典」 »

コメントを投稿