Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

ダイワ/ライトアジX170(その6)完了

2024年10月10日 | ロッドビルド
ダイワのライトアジX170、ガイドラップとコーティングが終わり、リビルド完了。

ソリッドのティップ部分は白のスレッド、以降は2/2ピースのバットガイドと同じパターンで巻いた。

(コーティング前)
     

(コーティング後)
     

バットからセパレートのグリップ部。

     

なお、今回のリビルド前後での重量の変化は以下の通り(いずれも実測値)。

 リビルド前  92g (1/2ピース12g + 2/2ピース80g)
 リビルド後 100g(1/2ピース11g + 2/2ピース89g)

                    

因みに今回、以前から気になっていた富士工業の新製品、EZコーティングキットのカップとスティックを使ってみた。

まず、スティックの軸に凹みが付いているのは確かに便利だし、コーティング後に放置しておけばカップの中で固まってカンタンに外れるというのもその通り。

     

一方で、スティックの先端部分は好みの分かれるところ。

というのは、これは個人的な好みというか慣れの問題かもしれないが、まずスレッドの端っこ、ブランクからなだらかに立ち上げて塗りたい箇所の調整が、ちょっと難しい気がする。筆だとそのポイントを跨いで(つまり、スレッドとブランクと、両方に筆がかかるように)塗ることができるのだが、このスティックは(いくら柔軟性があると言えど)先端が直線なので、表面張力を利用して面を作るにも、加減がちょっと難しかった。

また、これは誰しも経験があると思うが、均したつもりでも時間が経つと部分的に分厚いところが出来ていたり、そのままコーティングを重ねると(金平糖の要領で)その部分がどんどんコブのようになっていく。(先の記事のバッドガイドもちょっとしくじっている )それを避けるにはなるべく薄く、平坦に均す他ないと思っていて、私はどちらかというとコーティングを多めに塗って(というか「置いて」)アルコールランプで炙って垂れかけたものを均す、もしくは(一度コーティング剤を落とした)筆先で吸い取る方がやりやすいのだが、このスティックだとその「吸い取る」ということに限界がある。

ただいずれにせよ、カップもスティックも繰り返し使えるのは便利だし、上に書いたことも慣れればもっとやりようがあるのかもしれないので、もう少し試してみたいと思っている。

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