ドロシー・L・セイヤーズの Gaudy Night(1935年)読了(邦題『学寮祭の夜』)。
母校の学寮祭に出席した女流作家のハリエット・ヴェインは、その夜、変な落書きや紙切れを目にする。嫌な気分でロンドンに戻った彼女の元に、数ヶ月後、恩師からそうした嫌がらせがずっと続いているという知らせが届く。早速母校に向かったハリエットだったが、真相が解けぬまま、ついにはハリエット自身にも魔の手が・・・。
終盤になってようやく、ハリエットに思いを寄せる(前作 Strong Poison(1930年)からの5年間プロポーズを続けている!)ウィムジィ卿が登場するのだが、途中のハリエットの独白というか心理描写のまぁ長いこと。著者自身が育ったオックスフォードに対する思い入れも強いのだろう、決して面白くない文章ではないのだがともかく長いので、途中すっ飛ばしながら読み切った。
ドロシー・L・セイヤーズ、読みたい長編はこれで全て読み終わったので、次はまた別の作家行きます。
Dorothy L. Sayers,
Gaudy Night
(Kindle)
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