休みの日に手を動かしている時はたいてい BBC の Podcast を聴いている。
さすが人に英語を教育するための放送局(個人の感想です )、時間の短いものや長いもの、時事ネタや科学ネタ等色々あって飽きないのだが、そのなかの "Outlook" という番組で最近、ラグビーのレフェリー、ナイジェル・オーウェンズのインタビューをやっていた。
彼は2007年に自らが同性愛者であることを公表したのだが、それまでは両親にさえそれを言えず、常に「もしバレたらどうしよう?」と不安に苛まれながら笛を吹いていた。インタビュアーに「それが試合中の笛にも影響したと思うか?」と聞かれたオーウェンズは即座に「もちろん」と答え、続けてこう言う。
"Unless you are happy within yourself, happy within the environment that you are living in or working in, (being) allowed to be yourself, there is no way you can be the best that you can be."
その後ある試合を境に自ら公表し、長年の重荷を下ろしたオーウェンズ。後年、1991年のワールドカップ決勝戦で笛を吹いた大先輩デレク・ビーバンにこう言われたという。「A happy referee is a good referee. 審判の笑顔を見るのはナイスだね。」
「好きこそ物の上手なれ」と言うが、仕事でも遊びでも、人からのお仕着せではなく "happy within yourself" にやりたいもの。
Stay home, for a few weeks more.
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