麺通団というのをご存じでしょうか?
麺通団の名前を知らなくても、文庫にまでなった『恐るべきさぬきうどん』という本をご存じの方は多いかもしれません。本来は地元香川県の人しか知らないようなディープな店を、独特のユーモア溢れるタッチで紹介したガイドブックです。
実は私の母親は生まれが香川県で、子供の頃は夏休みによく祖父母の家に遊びに行きました。お昼ごはんは決まってうどんで、食べるのは東京にあるようなお店ではなく、家か納屋か分からないような場所の軒先。丼ぶりを取っておばちゃんに何玉食べるかを伝え、ネギと天ぷらを取り、大きなやかんから直につゆを注ぐ。或いはしょうゆをぶっかけて(これを生(き)じょうゆうどんと言います)、ぐりぐり混ぜて食べる。
こんなことは極めてさぬきローカルなことだと思っていたのですが、何年か前にこの麺通団が店を出したと聞き、新宿まで食べに行ったことがあります。それはわざわざ食べに行く価値のある美味しさで、長らく忘れていたさぬきうどんの味に再会出来てとても嬉しかったのを覚えています。
いつの間にやら店舗が増えているようで、この日行ったのは吉祥寺。食べたのは「ざる」の中。(麺の量で大・中・小と選べるようになっています。)
夜の早い時間だったのでお客さんは少なかったですが、茹でておいてあるざるうどんはまだ瑞々しく、適度に歯ごたえもあって、とても美味しかったです。
因みに、うどん食いのメンツにかけて言いますが、「コシのある」うどんと「かたい」うどんは、別モノです。「コシのある」うどんは決して「かたく」はありません。これは口で説明してもなかなか分かって貰えないのですが、私の周りでも誤解している人も多いので、そんな時は決まって「麺通団の店に行って釜あげうどんを食べてみて」と言います。こんな店が職場の近くにあればなぁと、切に切に思います。
麺通団公式ウェブサイト
練馬駅から少し歩いたところに肉汁うどんという店があるのですが
麺がめちゃめちゃ硬いのです。
かたけりゃいいと思っているんでしょうね。
因みにうちの祖父母は坂出に住んでました。
でも、「コシのある」うどんと「かたい」うどんの区別が付いているかどうかは、甚だ疑問です(汗)。
次の酒盛りで語るテーマは決まったな
魚花さん、香川に縁があるんですかぁ。
私も丸亀に行った事があるんですよ。
その時持ち帰ったタウン誌、“TJ KAGAWA”が、今でも手元にあります。
笑いの文化人講座、最高!(爆)
次回の飲み会は、美味いうどん+バーにしましょうかね
「TJ KAGAWA」はその昔は「タウン情報かがわ」という名前で、
「恐るべきさぬきうどん」の本の元となったコラムが
掲載されていたのです。
・・・そんなこと知ってて、どうするんだっての(爆)