ロッドドライヤーと言ったりコーティングドライヤーと言ったり、いずれにせよ恐らく一番重要な道具。
この小汚いのを一体いつから使っているのかと昔の伝票を見てみたら、2003年。
コーティング剤やブラシ、メジャーカップとセットになったビギナーズセット。当時はシイラやジギング用のゴツいロッドから入ったので、このパワーモーター付きのセットを買った。いま見ると何だか時代を感じるが、当時これでロッドビルドを始めた人も多かったはず。
これを使って何十本も組んだが、いつ頃からだろう、たまにこのチャック部分の根元がモーターの軸(に繋がっている長方形の部分)から抜けるようになった。けれどそれはそれで使う側が工夫をすれば良いことなので、あまり不自由にも感じなかったのだが、最近このモーターを留めている部分(写真では見えない)のグラつきが、どうにも激しくなってきた。
ベニヤ板に木ネジを打っているだけなので仕方ないし、スタンドの部分だけを作り替えようかとか色々考えてはみたものの、そもそもこのチャックの構造というか固定の仕方自体が不安定なこともあり、思い切って勇退させることにした。
何年も前からカタログに載っているのは知っていたが、まさか自分で組み立てるとは知らなかった。と言っても難しくもなく、何よりもこのチャック部分と、スタックできるのが素晴らしい。
スタンドをスチール製にして重さを持たせるのは理にかなっているが、それでも置く場所によってはモーターのトルクに負けて滑るので、裏に薄手の滑り止めテープを貼ったり重石を置いた方が良い気がする。
バットエンドをチャックに挟むとこんな感じ。チャックのこの形状、相当研究したんだろうなぁ。
あと、面白いなぁと思ったのは、スイッチをちょいちょい弄ると逆回転もできること。これは慣れの問題だろうが、使い手がどちらか選べるのも素晴らしい。因みに古いのは一方向にしか回らなかったので、新しいのでもその向きに回しますよ
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