丸の内の三菱一号館美術館にプラド美術館の至宝が来ている。
ヒエロニムス・ボス「賢者の石の除去」(1500-10年頃、油彩、板)
エル・グレコ「受胎告知」(1570-72年、油彩、板)
メムリンクの聖母子、ヒエロニムス・ボスの「賢者の石の除去」、エル・グレコの「受胎告知」、ブリューゲルの「花卉」、ムリーリョの聖母とまさに名品揃いなのだが、極めつけはベラスケスの風景画。
ディエゴ・ベラスケス「ローマ、ヴィラ・メディチの庭園」(1629-30年、油彩、カンヴァス)
この絵こそ、間違いなく今回の白眉。
実は会場で一度前を通り過ぎそうになり、ふと、なぜこの時代の展示室に印象派みたいな風景画があるんだろう?と足をとめたのだが、ベラスケスと知って吃驚仰天。
単に予習をしない言い訳に過ぎないが、こうした不意の出会いがあるから美術館通いはやめられない。
プラド美術館展-スペイン宮廷 美への情熱
2015年10月10日~2016年1月31日
三菱一号館美術館
ボスちゃんグレちゃんに
ベラ様
いいですネ
何んとベラ様の風景画
羨ましいこと限りなし
至福の時を味わわれたこと
が眼に浮かびます。
文泉
本当に見応えのある逸品揃いでした。
職場から近いこともあり、いつでもふらっと
気軽に寄れるのが何よりありがたいですね。