Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

プラド美術館展 (三菱一号館美術館)

2015年11月02日 | 美術・芸術

丸の内の三菱一号館美術館にプラド美術館の至宝が来ている。

 ヒエロニムス・ボス「賢者の石の除去」(1500-10年頃、油彩、板)

 エル・グレコ「受胎告知」(1570-72年、油彩、板)

メムリンクの聖母子、ヒエロニムス・ボスの「賢者の石の除去」、エル・グレコの「受胎告知」、ブリューゲルの「花卉」、ムリーリョの聖母とまさに名品揃いなのだが、極めつけはベラスケスの風景画。

 ディエゴ・ベラスケス「ローマ、ヴィラ・メディチの庭園」(1629-30年、油彩、カンヴァス)

この絵こそ、間違いなく今回の白眉。

実は会場で一度前を通り過ぎそうになり、ふと、なぜこの時代の展示室に印象派みたいな風景画があるんだろう?と足をとめたのだが、ベラスケスと知って吃驚仰天。

単に予習をしない言い訳に過ぎないが、こうした不意の出会いがあるから美術館通いはやめられない。

プラド美術館展-スペイン宮廷 美への情熱
2015年10月10日~2016年1月31日
三菱一号館美術館

コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 貴 (山口) 特別純米 ひやお... | トップ | 11/3 ワカサギ »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
拍手 (文泉)
2015-11-03 11:13:40
マエストロ魚花様

ボスちゃんグレちゃんに
ベラ様
いいですネ
何んとベラ様の風景画
羨ましいこと限りなし

至福の時を味わわれたこと
が眼に浮かびます。

文泉
返信する
文泉堂さん (魚花)
2015-11-03 15:48:10
あまり事前勉強せずに行ったのですが、
本当に見応えのある逸品揃いでした。

職場から近いこともあり、いつでもふらっと
気軽に寄れるのが何よりありがたいですね。
返信する

コメントを投稿