Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

京都(その3)

2024年10月17日 | 
京都逍遥その3(最終回)。

この日も朝から快晴。「小川珈琲」でモーニングを食べてホテルに戻ったのだが、ふと思い立って二条城へ。

                    

連日の「小川珈琲」三条店。この日はトーストと。


地下鉄に乗って、ウン十年ぶりの二条城へ。


本丸御殿の方までぐるっとまわったら意外に距離があり、足を引きずりながらお昼、御池通沿いの「手打蕎麦みながわ」へ。私は鴨せいろ、カミさんは、あげ玉おろし蕎麦。

     

午後。親戚夫婦を京都駅で見送って四条に戻る。

「福寿園」の2階にある「茶寮FUKUCHA 四条店」でひと休み。抹茶ラテとほうじ茶ラテ。


ホテルに戻って少し休憩し、夜は「懐石 近又」へ。



錦から少し下がっただけなのに、しんと静かでまるで別世界。



先付。生雲丹の琥珀羹。稲穂が添えられ、下には梨のソース。


椀は名残の鱧に、松茸。


向付。真鯛に、奥は鰤。北海道は今が鰤の旬なのだとか。手前の湯葉も味が濃い。


ここで蒸し物。葛餡の下に、刻んだ海老芋と、鴨のベーコンが隠れている。


次いで揚げ物、無花果の天ぷら。揚げるとこんなに甘くなる不思議。
     

炊き合わせ。削り節に隠れているが、小蕪と真菰竹、そして緑は隠元。


焼物。琵琶湖産の子持ち鮎。抜いた骨はからっからに揚げてあり、ご主人が取り分けてくださる。


タイミングだろうか、鮎はほぼ子(卵)。実に美味い。


鮎のお膳に添えられた松茸ご飯とは別に、炊きたての白いご飯が登場。待ってました!


お客さんごとに竈で炊き上げたご飯は熱々でつやっつや。勿論、お櫃丸ごと綺麗に空にする。


柿と、干し無花果の羊羹、手前に隠れ気味だが州浜。お薄で寛ぐ。


                    

(おまけ)
京都から戻って数日は、晩ご飯のおかずはいつもこの調子。


いずれも京都駅の伊勢丹の地下で買ってきたもので、中央は「ゆば庄」の小巻湯葉。周りは12時の位置から時計回りに、山芋、しば漬けちりめん、五色浅しば、壬生菜、そしてからし茄子。(漬物は全て「茎屋」、ちりめん山椒は「下鴨茶寮」。)

器は今回「」で出会った、八木橋昇さんの粉引の六寸皿。

そしてこちらは、新京極を歩いていて見つけた小皿。こういう発見があると、何だか得した気になる。

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