Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

竹竿 握り考

2009年09月15日 | ロッドビルド

百聞は一見に如かずと言いますが、机の上でいくら妄想しても、1回実釣に出ることには敵わないですね。

それを痛感したのが、竹竿の握り部分。



まずリールシートから下の長さですが、仕掛けを上下する際には全く違和感はなかったのですが、魚が掛ってからリールを巻き上げる時には、長さが少し短いのでしょう、力が入りにくく不安定になりがちでした。

ここは竹竿の握りの部分の長さと節の位置から、あまり融通を利かせることが出来なかったのですが、もう少し長くとっても良かったのかも知れません。

もう1点はリールシート。このリールは通常のスピニングリールのように長いリールフットがついていないので、ホールドするには写真のようにリールシートの下のところに指を掛けます。

ところが、ここの段差、上の写真では中指が掛っているフードの部分が気になります。釣りをしている最中に、どこに指を掛けて握ればよいのか、持ちながら迷うことがありました。

・・・と、釣りをしながら閃いたのは、Fujiから昨年出たスピニング用のVSS。確か作りかけのVSS16があったはずと、押入れから引っ張り出してリールをセットしてみると、



これなら、中指が掛る部分の段差が全く気になりません。但し、サイズ16では少し握りが細いので、17サイズの方が良さそうです。

何でこんなことを確認しているかというと、実はカワハギ用のブランクをもう1本持っています。以前組んだグラスのカワハギ竿をレギュラーパワーとすると、こちらはそのライトバージョン。このブランクを、バイキングを下付けにして使う用にアレンジしてみたいと思っています。

カワハギはまだ始めて間もない釣りなので、試行錯誤の連続です。それは釣り方にしてもそうですが、例えば道具立てにしても、流行りの極先調子のロッドが良いのかそれとも胴に曲がり込む方が良いのか、リールは上向きか下向きか、ハンドルは右巻きか左巻きか、などなど、自分なりに検証したいポイントがいくつもあります。

今年はちょっとカワハギにハマってみようと思っている今日この頃です。

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