Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

Pacific Bayのリールシート

2007年08月30日 | ロッドビルド
Tシャツと一緒に、こんなものを買ってみました。

Pacific Bayというメーカーのアルミ製リールシートで、Channel Lockという名前が付いています。

アルミのリールシートと言えば、どちらかというとソルトのビッグゲーム用というイメージがありますが、カタログで見るとこれはちょっと細身で、内径も17mmと20mm。フードやボディの色もいろいろ組み合わせがあって楽しそうです。


(画像はMud HoleのHPから借りてきました。)

私が買ったのは、ボディ(パイプ部分)が赤で、フードがくすんだ金色。内径は17mmです。上の写真はスラマー260に付けたところですが、細身なので小さなリールにも違和感がありません。リールの固定は2つのナットで締めるようになっています。

大きさはFujiのDPS-18とほぼ同じです。但し、パイプ部分の径はPacific Bayが22mm、DPS-18が21mmですから、心持ちPacBayの方が太くなっています。



驚いたのはその重さ(軽さ)で、DPS-18が26gなのに対し、PacBayは41g。AFTCOのARSシリーズなどは80g以上ありますから、このPacBayの軽さは「アルミシートは重い」という先入観を覆された気分です。個人的には、ロッドの重心を考える上でリールシートの重さはそれほど気にならない、むしろ重心が手元に寄ってくるので好都合だと思っているので、このくらいの重さであれば、十分使えそうかなという感じです。

他にもいくつか工夫の跡が見えるのですが、まず1つ目は、フード部分の段差の小ささです。例えばこれはAFTCOですが、



フードがごついので、激しく段差が付いています。使うリールのサイズにもよるのでしょうが、あまりにも武骨で、いかにもビッグゲーム用という感じがします。

これに対して今回のPacBayのは、厚さは1mmあるかないかです。



持ち方にもよりますが、リールを付けて握った時の感触が、何とも言えずスムースです。段差のところだけ見るとDPSよりも薄いくらいで、これまでDPSが当たり前だと思っていたところに、ちょっと嬉しいヒットです。

2つ目は、リールフットが納まる部分の形状です。このPacBay、通常のパイプではなく、少し段差が付いています。どういう形状かと言うと、



よりリールフットの内側に沿うように、通常の円形(パイプ状)から角を落として、しかも中央部分に少し段差(凸状)を付けています。(表現が難しいのですが、写真でお分かり頂けますでしょうか?)

実際のところどのくらい効能があるのかは分かりませんが、アールが付いている分、リールをセットする時に滑りにくい(リールフットが逃げにくい)ことと、リールが安定することは確かだと思います。

Channel Lockの詳細はこちらもご覧下さい。

以下はオマケです。

Mud Holeを覗いていたら、カラフルなブランクが目に留まりました。ピンクとパープルがあったのですが、そのうちの1本、パープルを買ってみました。



アップにするほどのことでもないのですが、



何とも軽薄なムラサキ色
こんなロッド持って船に乗ったら、相当顰蹙を買いそうです。

因みにスペックがMud HoleのHPの記述と異なるのもご愛嬌



いま組んでいるLamiglasよりは少し硬めですが、薄肉で軽く、シーバスやライトジギングで遊ぶにはちょうど良さそうな感じです。何たってこれで価格が$18.95ですから、ついついクリックしてしまうのも当然かと・・・苦しい言い訳をしております。



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2 コメント

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 (capri)
2007-08-30 21:39:05
アタシも目を付けてたリールシートだ

>何とも軽薄なムラサキ色
思いっきり笑かせていただきました
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これ (魚花)
2007-08-30 22:04:25
リールシートは細身で軽く、当たりだと思います。

ムラサキは・・・やられました。こうなったら、
思いっきりファンキーなロッド組んでやろうかと
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