以前から店の前を車で通るたび、和菓子屋さんにしては人がたくさん入っているなぁと思っていた店。
爾比久良(にいくら)というお菓子の名前はずっと前から聞いたことがあったのですが、頭のなかでそれがなかなか繋がらず、いつだったか新聞で地元の銘菓として記事に乗っていたのを読んでようやく合点がいった次第です。
恭しい包み紙を開けると、見た目はまるで落雁のような感じです。
切ってみると、真ん中に大きな栗がこし餡に包まれて入っています。
恐る恐る食べてみると、勿論、とても美味しいです。
ただ、個人的な感想を率直に言わせて頂けば、私にはちょっと上品過ぎます。とても淡い味で、確かにお抹茶や濃い緑茶には合うと思うのですが、例えばこのお菓子1個でノックアウトされるような、圧倒的な味ではありません。
これは茶事の場でお菓子がお抹茶の邪魔をしないという意味ではその通りなのでしょう。が、普段家でお茶を淹れて家族でダベる時には、我が家ではちょっと場違いな感じがします。(あくまでも個人的な感想です。)
また、上の写真は包丁で切ったものですが、お上品に菓子切りで切るのは(うちにあるのがバッタもんだからというもあるでしょうが)ちょっと難儀します。手で持ってガブッと一口齧るような食べ方は、このお菓子を買うような方はそもそもしないのだとは思いますが・・・
因みに、お値段1個 430円。これがまた庶民の茶卓には場違いな訳でして・・・
何だか自分のガサツさをひけらかすような書き方ですみませんです・・・
和菓子「大吾」
練馬区大泉学園町6-28-40
(03)5947-3880
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